《今、最もリアルに生きる男達のspiritを感じて・・・》
LIVE Report!! |
|
|
 |
Flying colors TOUR
3/31 at 高松オリーブホール |
「AIRと観客が奏でる、全てが究極のラブソング…」
前回キャンペーンにて高松を訪れた際にAIRはこう語っていた。「ライブでは同じ時間、同じ場所を共有して本当に一緒に楽しみたい」と―――ピースサインをかかげ、ステージに登場したAIR、沸き立つ歓声の中で始まったのは、先行シングル「ME,WE.」。爆音と共に、あっという間に会場のボルテージはMAXへ。「emission」「8 modern punks」、声高らかに大声を出して歌えるナンバーたち、今まで何処かにこびり着いていたAIRの孤独感みたいなものは、もう微塵も感じられない。「一緒に歌って、踊れて、この時間と場所を共有できればオレはそれで満足…」そんな彼の心の声が聞こえてきそうなほど楽しくて、ハッピーなステージ。「My Pride」「No more Dolly」では波立つオーディエンス、高鳴る鼓動にシンクロするベース、ドラム、そして切れのいいAIRのギター。毎回思う事だが、サウンドのブ厚さには圧巻だ。そしてAIRのもう一つの方向性アコースティックナンバーへとステージは移行、「NEO KAMIKAZE」「Honey cow」「夏の色を探しに」「声にならない声に」など、ゆっくりと温かいAIRの歌声が会場全体に響く…切なさの中にも、強さ、優しさを見出せる曲は辺り一面を月の光りのように包んでいた。一変して、会場はまた「6453」から一気に加速。「don't abuse me」「Rush and Rush」…「only one」で一つになったAIRと観客達。アンコールではやはりこの曲、ファンとAIRが一緒に作り上げてきた「EVERYTHING,OR EVERYONE…」。何年か経っても色褪せず、輝き続けるこの歌は、AIRが今までやってきた事の結果を象徴しているのだと私は思う。そしてセットリストには無かった「Right Riot」を「ケンジのパートは皆が歌ってくれ!!」と披露。
ファンがいるからAIRは歌い続ける、ファンはAIRのスピリットを自分なりに受止め、声をあげ、歌う。そこには同志にも近い愛がある…そういう意味でAIRのナンバーは究極のラブソングなのだ。心の通った素晴らしいステージ、終演後、笑顔が溢れるフロアで、私はまた彼らに会える事を確信した。
|