FAX INTERVIEW

 

 

coba 

7/11にNEW Album「走れパオリーノ」をリリースし、11月には松山・高松でのツアーも決定しているcobaにアルバムのこと、ツアーのこと等など素朴な疑問をぶつけてみました!


●今回リリースされたNEW ALBUM「走れパオリーノ」のコンセプトについて教えて下さい。「パオリーノ」とはどんな意味があるのですか?
また、cobaさん自身、今回のALBUMを制作されてどのような御感想をお持ちですか?

「『パオリーノ』とはcobaがイタリアでの留学中に通学用に使っていたバイクです。基本的に、物事に何周年という区切りをつけてセレブレイトしたりするのは苦手ですが、今回のアルバムに於いては、最も多感な時代に多大なる影響と恩恵を受けた『イタリア』を、現在の自分がどう表現するのかという興味と、10年前EMIからのファースト『シチリアの月の下で』で表現した「イタリア」との間に流れた時間の経過が、具体的にどういった『音の違い』として顕われてくるのかがちょっと面白くて企画致しました。はたして『音の違い』は顕著ですが、ショウアップという意味に於いて今回の作品にはパワーとスピード感がありますね。」

●今回のアルバムで一番ポイントになる部分はどんなところでしょう?

「自らの欲望に忠実に、人生をごく人間的に堪能するさま。もう少し噛み砕いて言うと、或意味とても映像的なイタリア人の生き方を通して『見えてくる音』とでも言いましょうか…。プリミティブな人間そのものの持つ本来の(本質的な)『憧憬』や『畏怖』や『無垢』や…そしてもっともっと恐ろしく沢山の要素達。」

●今までオリジナルにこだわり続けていたcobaさんにとって、今回のALBUMでカバー曲をメインにもってこられた意図とは?

「アルバムとしてのパワー感、勢い、伝え方(ショウアップのさせ方)をちょっと考えてみた時に、なにか象徴的なシンボルみたいなものの必要性を感じました。しかもそれだけでいかにも『伊達』で『イナセ』なイタリアンに成りうるもの…。つまり、僕の本当に表現したい前項のようなモチベーションをうまくコーティングしてくれて(程良い屈折感を与えてくれて)、それでいて更にスピード感を増して、聴き手に届けてくれる要素…。で、名曲『volare』の登場とあいなった訳です。この曲でアルバム自体を包むことで、嫌味なメッセージ性が影を潜め、作品自体の力強さがグ−ンと増して、ストレートな説得力が生まれたのを感じます。(お前かなり手前味噌だ!という話もありますが…)あとは、ずっとオリジナルのみをやってきて、まあ確信のようなものを持てた余裕みたいなものかな?『カバーでもしてみるか…』みたいな。」

●今、改めてリリースされたALBUMの数を見て驚いたのですが、オリジナルを含む計21枚が発売となっています。ざっと計算しても1年間で2枚はリリースしてきた事になりますよね?このハイペースに加え、完成された楽曲の数々…脱帽です。新しいものを作り出すこのパワー・源はどこにあるのでしょうか?

「自らの欲望に忠実になることでしょうかねえ。その為には一切の妥協を排除し、創りたいものだけを創るという…。」

●これはどうしても伺いたかったのですが、cobaさんと言えばボーダーがトレードマークとなっていますよね?理由があれば教えて下さい。

「cobaとアコーディオンとが一体化しているビジュアルというものに少々食傷を憶えた5〜6年前に、なにか他の記号を導入してみようかと…、もともと好きだったセント・ジェームスのボーダーを着始めました。今では、ある意味cobaの様式美のようになっている感じでしょ(笑)』

●メジャーデビュして今年で10年を迎えたわけですが、音楽の他にも御自身でイベントの主催をされたりとか、インターネットではビークループラネットを立ち上げるなど、クリエイティブな面でも才能を発揮されていると思います。今までを振り返ってみていかがですか?また、今後の展望は?

「今後の展望に関して書き出すと、下手をすると平気で数千文字は行ってしまいますのでここでは御かんべんを。」

●cobaさんにとってアコーディオンとは?

「感性の育ての親ですね。」

● まだ少し先ですが、11月には高松・松山でのコンサートが予定されています。今回のツアーは10周年ということもあり、いつもとは違ったコンサートになるのでしょうか?見どころを教えて下さい。

「暴れまくリでしょう!脳の中の理性をぐちゃぐちゃにかきまわすような(ただ元気が良いというだけではなく)ツアーにしたいです。」

●最後に四国のファンにメッセージをお願いします。

「11月にお会いしましょう!」 


coba



NEW AL「走れパオリーノ」NOW ON SALE!

11/20(火)松山市総合コミュニティセンター
11/21(水)高松市民会館
詳しくはwww.d-ticket.netにて