《今、最もリアルに生きる男達のspiritを感じて・・・》 LIVE Report!! 

Dragon Ash

tour 21st Century Riot 
3/24,25 at 高松オリーブホール

「百合の花の咲く場所…」

 前作の「Viva La Revolution」から約1年半振りにリリースとなったNEW ALBUM「LILY OF DA VALLEY」を引っ提げ、ライブハウス四国初上陸を果たしたDragon Ash、この記念すべきオリーブホール2Days初日は事もあろうに芸予地震の影響で、45分押しのスタートとなった。そんなスペシャル(?)感も手伝ってか、ライブ開始前の諸注意としてBa.の馬場さんが登場すると、興奮と熱気で会場のテンションはノッケから最高潮…Introが流れはじめると、静かにメンバーがステージへ登場、これから始まるライブへの期待で、体中が一気に硬直するような感覚を覚えたのはきっと私だけではないはず。「21 st …」で爆発的にスタートしたステージは、ブレーキ無しでjump! jump! jump! しょっぱなからダイブがくり返されるその光景は、これぞRiot!!「Lily da kid」「Amploud」では百合の旗をなびかせ参戦!「Bring It」で、鳴らすでかい音と共に観客をうならす。かと思いきや、「静かな日々の階段を」「百合の咲く場所で」ではガッチリと夢を握りしめた手を、明日に向かってゆっくりとかかげる… 。
 今回のアルバムには何度もLILYというキーワードが登場する。この百合の花(LILY)はDragon Ashの誇りであると同時に、彼らが大事にしてきたスピリットの象徴でもある。まさにそのLILYが咲き乱れている素晴らしいステージは、まるで壮大なスケールで描かれた一遍の映画のようだった。BOTSの冴え渡るスクラッチは日常の喧騒から心を解き放ち、フロントマン・降谷建志のリリックはどこまでも力強く、「今を生きろ!」と背中をプッシュ、力強いドラムがその想いを後押しし、そして優しいグルーヴの中にも際立つ懐の深いベース音が全てを包み込む。そう、これがDragon Ashのスピリット、百合の花は確かにここで咲いていた。Dragon AshがDragon Ashであるためのアイデンティティを凝縮させた濃厚なライブ…「Revolater」「Lily of da Valley」で頂点に立った今、プロのロックバンド・Dragon Ashの地位は確かなものとして私達の目に焼きつけられた。

Dragon Ash-tour 21st Century Riot/SET LIST
M1.Intro
M2.21st Century Riot
M3.Lily da kid
M4.Amploud
DJ
M5.Glory
M6.Bring It
DJ
M7.Sunset Beach
M8.My Friend's Anthem
M9.静かな日々の階段を
DJ
M10.百合の咲く場所で
M11.Aim High
M12.Revolater
DJ
M13.Lily of da Valley
M14.outro
EN1.HOT CAKE
EN2.Let yourself go,Let myself go
EN3.Viva La Revolution