ブルース・ロックを「うたもの」に…溢れ出る才能を持った2人組みがやって来た。
in TAKAMATSU!


●兵庫県・尼崎出身の歌うたい「ラブハンドルズ」。彼らの名前を、彼らの歌を、少しでも耳にしたことがあるという人は意外に多いだろう。全国的にも数多くのFMパワープレイを獲得したデビューSG『月がきれい』(1/23リリース)は、私の心にも強烈に焼きついた作品である。そんな彼らが、去る3/16(土)、1/27(日)よりスタートしたインストアライブ(全国40箇所)の一貫として、高松にやって来た。南新町商店街のど真ん中、auショップ・EZ squareには2人を一目見ようと集まったファン、何が行なわれるんだろう?と、足を止めてやってきた観客が集い、『トンネルの向こう』でライブはスタート。彼らの歌声が次第に熱を帯びてゆくと、まるで磁石のN極とS極が引き合うように、観客と2人までの距離もどんどん近づいていく。そしてデビューSG『月がきれい』の披露。ブルースの憂いを秘めた力強い歌声、そして心に直接コンタクトしてくるような歌詞を支えるキャッチーなメロディ。「ラブハンドルズ」をただの路上・フォークデュオだと思っている人がいるならば、それば勝手な先入観。彼らは実にクレバーで卓越したスキルを持っているのだから…。4/24リリース予定のNEW SG『コンセプト』も含め、全4曲を熱唱した一時、全国行脚始まって以来の手拍子も巻き起こり、ラブハンドルズにとっては得るものも多かった高松LIVE。「今まで僕らと出会ったことのない方、CDを聴いてアンテナに触れた方は、ライブで見てもらってなんぼなんで。男2人で熱くやってますから、ぜひ応援宜しくお願いします」(Vo.&G.若林利和)「今日のライブありがとう!一人でも多くの人と触れ合うのが楽しみなので、これからも頑張ります」(G.&Cho.溝下創) 四国でのイメージも膨らみ、早くも次のライブに思いを馳せる彼ら。今日ここで聴いたギターサウンドに、ドラムとベースが加われば、また一段と大きな広がりを見せるであろう2人の音楽を想像すると、久々に胸が高鳴った。

 

【演奏曲】1.トンネルの向こう 2.月がきれい 3.コンセプト 4.サマータイム

 


ラブハンドルズ
Vo.&G. 若林利和 (1975年9月18日生まれ、A型)
G.&Cho. 溝下 創 (1975年10月7日生まれ、A型)
◆1999年1月、ラブハンドルズ結成。京阪神を中心にストリートライブでファンを増やしていく。これまでに3枚の自主制作盤を発表。2001年秋に上京し、プロデューサーの森俊之氏とレコーディングに励む。今年1/23、SG『月がきれい』でデビュー、各方面でその評価は高い。対照的な個性を持つ2人の人間味溢れるライブは必見。インディーズ時代から名曲との呼び名高いNEW SG『コンセプト』が4/24リリース予定。
http://www.luvhan.com