TAKEのどこまでも澄んだアカペラから始まる優しい歌「Tears of JOY」。
文字どおり嬉し涙という意味を持つタイトルに秘められたメンバーの思い、そしてそれを通して 描かれた大人のラブソングは、生きていく上で必要不可欠な「何か」に気付かせてくれる、人生 賛歌でもある。


●キーワードは「Tears of JOY」=ウレシ涙

「最近で言うと、ワールドカップでの日本VSロシア戦だったり…、リーダーはもちろん流して ましたし…(笑)そういう時の気持ちを思い出しながら聴いてもらってもヨシ、この歌詞の主 人公のように、好きな人と一緒にいれたことの喜びで流す涙でもヨシ、あと結婚式で流す涙だ ったりとか、ここで表現している『Tears of JOY』っていうのは決して遠いものじゃないのね、 ましてや恥ずかしいものでもない」(Vo./TAKE)生きていれば、そのどこかで流す事のある ウレシ涙。実は彼らを象徴する言葉だと言っても過言ではない。「ライブに来てくれた人は本 当に心から感動してくれて僕らは一緒にウレシ涙をながしてる…」というメンバー。常にライ ブを意識し、お客さんの前で歌う事を想定してアレンジが加えられた曲の数々は、心を震わせ、 目頭を熱くする。「レコーディングとライブは僕達分けて考えてないんですよ。それが近けれ ば近いほど、僕達の思いや、感動が伝わりやすいと思うから」(TAKE)そうした日々の 彼らの積み重ねが、『Tears of JOY』というキーワードを生み出した。もちろんSG『Tears of JOY』もその例外では無くアカペラからの歌い出し、耳もとで息継ぎをするような呼吸感や、 はみ出した感情までも切り取らず、削らず生かしている。むろんライブのあの感動をシングル でも同じように伝えたいという思いから。Skoop On Somebodyのライブに参加した人々が口 を揃えて言う「彼らのライブは本当に素晴らしいんだ」その本当の意味が分かった気がした。



●4人目のメンバー、松尾潔氏

前作「atomorrowsong」から作詞ではコラボレートが実現した松尾潔氏。実は松尾氏とメン バーの付き合いはデビュー当時から。意外と古い付き合いなのだ。「4人目のメンバーと言って もいい。彼と仕事をして一番大きかった事は言葉の大切さを再確認させてくれたところ」だと 言う彼ら。よりインディビジュアルな所をむき出しにする事で、より共感を得てくれる人達が いるんだということを気付かせてくれたのだとか。だからこそこれからも言葉を大切に伝えて いきたいと言う。松尾氏との仕事から得たものはかなり大きいようだ。「同じミュージシャン であるという以前に、僕ら音楽好きという共通項があって、自分達が聴いて気持ちいいという 音楽をこの先も作り続けていきたいんです」(TAKE)



●3人が描く大人のラブソングって…?

SG 『Tears of JOY』を一言で言うならば、ズバリ“大人のラブソング”だ。Skoop On Somebodyにしてみれば得意中の得意といった所だろうが、彼らの描く理想の“大人のラブソング”とは 一体どんなものなのだろう。「演歌の方がよっとぽど大人のラブソングだったりして?(笑) でも僕らがそう言われるのは熱い部分を持っていても、それをワーッと表現するのでは無くて、 適度に温かい感じにして届けているからだと思う。僕が理想とするのは曲をかけただけで周りの空 気が変わってしまうような…空気にとろみがかかるというかね、片栗粉混ぜたみたいな…(笑)」 (TAKE)「真面目に語っていいですか?(笑)愛とは痛みを伴うものだと思うんです。ラブソ ングにも色々あって、不倫もあればラブラブ最高!みたいなものもあるし、でも絶対痛みという のは皆どこか心の奥にあって、記憶として誰しも持っていると思うのです。それは相手を思う 切なさだったりとか、辛さだったりとか…。僕らは当然大人なので、そーいう部分が歌に滲み 出ていると思うんです。楽しい部分だけじゃなく、言葉では言えない奥にあるいろんなものを掻き立 てるのが大人のラブソング。僕らはできてるよーな自画自賛でした(笑)『Tears of JOY』 もそういう部分でプンプン大人の匂いがするラブソングです」(KB./KO-ICHIRO) 「昔は何でも好きなものだけ食べてできた。でもそれが、バランスの事を考えてみたりして… 恋愛もそうだよね。色んな経験をしてきたから知識もあって、正しい判断ができて。でも逆に 答えを知ってしまったから『迷う』っていうデメリットもあるわけで…。その迷いを代弁して あげることが大人のラブソングかな?別にそんなことでイジイジしてるのは君だけじゃないよ っていうのを共有できる安堵感みたいな。迷いってのがなくなったら、世の中のラブソングは 1/3くらいになってしまうよね。きっと(笑)」(DS./KO-HEY)さすがだなぁという感じの コメント…恋愛って奥が深いんだよね〜。ラブソングが無くなる日なんて実は存在しないのかもね。



●10月の初四国ライブに向けて

8/7には早くもSG「ぼくが地球を救う〜Sounds Of Spirit〜」をリリースする彼ら。その後は 待ちに待ったALのリリースも控え、秋のツアーが増々待ち遠しいところ。「ALはライブを意識 して作ったものが多いので、より一つになれる楽曲が多いです。大きな意味でのコール&レスポ ンスのような…。勝手に体が踊っちゃったり、歌っちゃったりすると思います(笑)」 (KO-ICHIRO) 「とりあえず今回初めてなので、これからいいおつき合いをして行きましょう!」 (TAKE)「損はさせません!ふぬけにさせます!」(KO-HEY)ワールドカップのあの興奮が、 今度は高松市民会館で再現される事だろう。もちろんその時は『Tears of JOY』を流して!



●『Tears of JOY』制作ウラ話し

 

SG『Tears of JOY』の最初のフレーズ♪「あふれるTears of JOY〜」のあふれるについて。 何故「こぼれる」にしないで、「あふれる」という言葉を使ったのか!!

あふれる=♂ 男性は普段あまり涙を見せない為、涙が出そうな時もどちらかと言えば我慢してしまう。 よって、本当に泣きたい時というのは涙を押さえられず、あふれ出してしまうのだ。 だから男性の涙を表現した本作にはあふれるを使用。

こぼれる=♀ それとは正反対に、女性が流す涙はこちらの方だ。ポロリとこぼれる女性の涙はグッとくるよね?!

 

NEW SG 『Tears of JOY』 NOW ON SALE !
SG「ぼくが地球を救う〜Sounds Of Spirit〜」


 ■CONCERT→ 2002/10/23(水)高松市民会館 ※
http://www.d-ticket.net