3/20(水)香川県県民ホール

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「コンサートを見に行くとか、歌を聴きに行くという感覚ではなく、PaniCrewを見に行く…という感覚が、僕らがやっている事に一番近い考え方。ブラウン管を通して見る100倍は面白い!」―これはコンサート直前にインタビューした時のヨウヘイの言葉。今回のステージは、まさにこの言葉通りだったように私は思う。ダンスを武器にしたPaniCrewにしかできない表現方法、PaniCrewにしかできない見せ方。「フレッシュ・ダンス・バラエティSHOW」とは、彼らが作り出した歌とダンスとコントが融合した全く新しいジャンルと言えるだろう。
4回目を迎えたSHOWの初日に選ばれたのがここ香川。初四国という事もあり、どんなSHOWを見せてくれるのか、私自身とても楽しみだった。突然のベル音、「いつ始まるんだろう…?」と思っていると照明がダウン、舞台セットのPaniCrewという文字の上にメンバーのシルエットが映り「コイバナ」へという劇的なオープニング。のっけからファンのテンションも絶好調で、会場とステージの一体感は抜群に良かった。ダンス部分では個々のアピールもあり、その都度会場からはメンバーの名前をコールしての熱いレスポンス。各々のレベルも相当高いが、「UKブレイクダンスチャンピオンシップ」優勝経験を持つ植木豪のダンスは取分け目をひいた。上手いとか、凄いとかのレベルではなく、例えば銀河系の地球以外の星で、新たな生物を発見してしまったかのような驚き。ゴウは宇宙人なのか?!想像をはるかに超えた部分で彼はイキイキとPLAYしていた。
コントのコーナーではユーモアセンス溢れる構成でファンを魅了。今回はミステリーゾーンをテーマにしたもので、"朝になると奇妙な形になっていた人形"をロボットのイス取りゲームに見立てたり、"影のミステーリー"ではスクリーンに映ったように見せて実は別々のメンバーが影を演じるという難度の高いパフォーマンス、"スポーツ好きのゾンビ達"ではチアリーダー風アレンジ。また、武田鉄也、イノキ、ピグミン等、シュールなパロディも披露。加えて、「日頃ブラウン管には映りきらない!」「ゴウのダンスとヨウヘイのラップで隠れてしまう!」…と嘆くPaniCrewでは目立たない存在(?)『シャドーズ』(てつ&タカシ)の名コンビによるアクロバット教室(ゴウとヨウヘイはシャドーズの助手、シャインズとして登場)。モリチーは相変わらず揺れていたし、パワウル・ホーリーからはスペシャル級の元気をもらった。トモ君のスマートな立ち回りはイカしてたし、ディスコネではリーダーかっさんのお約束「遂にきたな〜、ヨォーシ!わかってんのか!」「ハイッ!」も飛び出し、とにかく心の底から笑えて、ノレての数時間。彼等の魅力が十二分に詰まったIt's
a paradise show!!
シメはMC担当ヨウヘイから「本日はありがとうございます。全国ツアーの初日とあって、今日はメンバーも気合入ってました。皆さん楽しんでいただけましたか?これからパニクルーはもっともっと頑張っていきたいと思います。応援宜しくお願いします」と、全員揃っての挨拶。終演アナウンスが流れてもなお響き続けるアンコールに、この日の公演の素晴らしさを実感。PaniCrewがステージパフォーマンスの常識を変えていく日も近いだろうか?!
TEXT by a.
PaniCrew−LIVE
TOUR 2002
フレッシュ・ダンス・バラエティSHOW
IV− SET LIST
M1 コイバナ
M2 Go for it!
M3 メドレー GLIDE&WIPE〜Pump it Up'body〜/Spin
and Rock/七つの武器/LOVEfilia
M4 素敵な人生
M5 My Little Step
M6 All for One
M7 Paradise Bonnie
M8 DisCoNection
M9 Can I Get da "P"
EN.GLIDE&WIPE〜Pump it Up'body〜 |
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更に秋のツアーが大決定!
−LIVE TOUR 2002
フレッシュ・ダンス・バラエティSHOW
X−
10/8(火)徳島市立文化センター
※詳細は、決定次第DOMOにて発表!
[お詫び]
香川公演当日にメンバーより発表がありました高知公演は、諸事情により徳島公演に変更させて頂きます。
高知公演を楽しみにされていた方々には、深くお詫び申し上げます。 |
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