“欲しがりません勝つまでは”“富国強兵”などと書かれた通称玉砕スーツに身を包んだ軍国調の出で立ち。演説では放送禁止用語を連発する異色の芸風で、若者にカリスマ的人気のパフォーマー、鳥肌実(とりはだ・みのる)=厄年・42歳(?)が遂にベールを脱ぐ!!
と、期待に胸を踊らせ敢行したFAXインタビュー!と・こ・ろ・が、返って来た内容をみて驚き。なんと返ってきたのは、質問内容を全くムシした自作自演のインタビューだったっ!!
…常人の理解を超えている。そんな鳥肌実の講演が四国で見れるなんて…あぁ毒でいっぱいだ!




―今日は鳥肌さんのインタビューのためにパークハイアットのスカイラウンジをご
 用意させて頂きました。どうぞこちらへ。
鳥:ありがとう。私は乗ってきたシーマを車庫に入れておいてくれ。

―今日はまた鳥肌さん、素敵な背広をおめしになってますね。
鳥:当たり前じゃないか。モッズ御用達、ポールスミス巣鴨店でフルオーダーだよ。

―その高級そうな靴は、どこのメーカーですか?
鳥:マドラスだよ。

―それでは早速まいりましょう。まず始めに、鳥肌さんはどうしてそんなにカリスマ性があるんですか?
鳥:かっこいいからじゃないですか。

―るほど。それはそうですね。それではそのかっこよさの秘訣とは?
鳥:刈り上げだよ。

―それだけですか?
鳥:ケンカの強さだよ。

―ひょっとして番をはってたんですか?
鳥:いやぁ、バレましたか。お恥ずかしい限りでございますなぁ。

―鳥肌さんは、ホームグラウンドはどこなんですか?
鳥:原宿です。

―原宿といえば竹下通りですが、そこでも注目の的なんですか?
鳥:注目の的というより、ファッションリーダーですね。

―なるほど。それは納得がいきます。センスがいいですよね。
鳥:センスかね。うーん。センスというより、本能だよ。「カリスマかっこいい本能」だよ。

―うまいいこといいますねぇ。毎週土曜日の夜はどこへ行っているんですか?
鳥:麻布十番、マハラジャのVIPだよ。

―ずいぶんと高待遇ですね。
鳥:当たり前じゃないか。私はデスコキングだよ。サタデナイトはフラッシュダンスでステインアライブだよ。

―これまたうまいこと言いますね。どこで踊りをマスターされたんですか?
鳥:マンハッタンだよ。

―鳥肌さんはプリンスに影響を与えたと言われていますが、本当なんですか?
鳥:本当だよ。

―鳥肌さんとヘヴィメタルの出会いを教えてください。
鳥:MTVだ。ラウドネスが、グラミー賞で優勝したんだよ。あの時は、気持ちよかった。

―えっ?ディープパープルに勝ったんですか?
鳥:うん、勝ったよ。あぁ、すまんがネ、バーボンをロックでくれないか?酒豪なんだよ。

―えっ?ロックですか?!すごいですね。
鳥:ロックンローラーは、ロックで飲むと決まっとるんだよ。あぁ君、タバコをくれないか?
  なんだこれは?

―メンソールです。
鳥:バカモン!男はマイルドセブンに決まっとるじゃないか!君は、分かっとらんね。
  そうだ、インターネットをする時間だ。ちょっと失敬するよ。

―何ですか、それは?
鳥:コンピューターだよ。

―メーカーは?
鳥:マックとウインドウズだ。

―すっ、すごいですね。いくらしたんですか?
鳥:100万だよ。

―ところで鳥肌さんは、相当なエリートと聞いておりますが、どちらの大学を卒業されているんですか?
鳥:京都大学です。

―そんなに頭がいいんですか?
鳥:うん。私はガリ勉じゃないよ。スポーツマンだ。

―鳥肌さんって、ジャンキーですけど、ドラッグは何をやってるんですか?
鳥:ヘロインだ。

―相当なワルですね。警察とかこわくないんですか?
鳥:怖いわけないじゃないか。火の玉ボーイだからな。

―今まで何人ぐらい殴ったんですか?
鳥:168人です。

―多いですね。子供の頃は何をして遊んでいたんですか?
鳥:ダイヤブロックだよ。

―鳥肌さん、ことり事務所にいれていただけませんか?
鳥:いいよ。


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