トロカデロ・デ・モンテカルロ
バレエ団
今年はカンパニー創立30周年・来日20回記念公演を迎えるというスペシャルな年!美しき彼女?!たちが繰り広げるハッピーなステージや、さて如何に?一足先に、キャンペーンにて日本を訪れたリオネル・ドローゲとベルント・バーグマイヤーに話を聞いた。
interview●aco nagata
―トロカデロでバレエをやっていて楽しい所は?
「トロカデロのダンサーたちは表現の自由と言うのを許されているので、自分達の個性を生かせるというのが楽しいです。またコメディも好きでバレエも好きなのでその2つを併せて皆さんを楽しませる事ができるという意味でやっていて面白いです」
―個性の強い皆さんが演技を磨くのに参考にするモノは?
「日常でもヒントになる事はとてもたくさんあって、他のバレリーナの仕種を研究したりとかファッションショー、古い映画の俳優の表情、一緒に踊っているメンバーや友達なんかからもヒントを得る事が」
―今年はカンパニー創立30周年、来日20回目と記念すべき年ですね
「記念の公演なのでそれに相応しいものができるよう気合いを入れて練習していますので、最高のツアーになると思います。また、今回は新しい作品+30年間の歴史で培ったものをお客さんに見せるというのが重要なポイントになっています。演目の中に入っている『エコール・ド・バレエ』という作品があるのですが、これは久々の上演になりまして、僕らもまだ演じった事がないので、久々の作品を新しいダンサーで演じるので面白くなると思います。定番の作品は出演者が変わって来ますのでまた違った魅力をお伝えできると思います」
―リオネルは日本公演初参加ですね
「仲間から凄くスケジュールがタイトなので大変なツアーになるよと聞いていまして、それと同時にとても面白いツアーになるんだという事も聞いてます。日本のお客さんは皆とてもいい反応をしてくれるので公演が多い分大変ですが、自分の技術も向上して行くのではないかと、とても楽しみにしています」
―見に来るお客さんに一番伝えたい事は?
「僕らの一番の目的はお客さんを幸せにすると言う事です。会場を出た時に幸せな気分になってくれたら一番いいなと思いますね」
―長いツアー中、日本での楽しみは?
「僕達買い物が大好きなので、ぜひ楽しみたいです。日本で売っているすごく小さいデジタルカメラはぜひ買いたいです。あとMDも欲しいです。カルロスというメンバーがいるのですが、彼は来る度電化製品を買って帰ります。だから秋葉原に詳しいです。日本の製品は価格も安く、性能がいいし旅をする僕らにとては小型化というのが便利ですね。あとはリオネルは日本が初めてなので、日本の文化(お寺だとか)を見てみたいです」
―ハードなメイクをしているのに美しい肌を保つ秘訣は?
「化粧品を選ぶ時に凄く気を使っていいものを選ぶようにしています。それで肌が傷付かないように。あとはお化粧を落とした後にしっかり洗う、デイクリームやナイトクリームなどいっぱいつけて、マスクをして保湿して!」
―健康管理にも気を配ってますか?
「はい(恐る恐る)…。公演をやっている時はとてもタイトな生活をしているので、個人の時間になるとその反動でどうしてもルーズになっちゃいますね。健康食なんて誰も食べないし、煙草も吸うし、睡眠時間もめちゃくちゃで。ダンサーは健康に気をつけなきゃいけなくて、退屈な生活をしているんじゃないかと思われがちですが、実際は楽しんでいますよ!」
―最後にファンヘ
「僕らのステージはただ来て見てもらえるだけで楽しいので何も構える事はないです。とてもわかりやすく、バレエの知識がなくても大丈夫なので2時間半大いに楽しむつもりで来て下さい」
●当日鼻をぐしゅぐしゅかんでいるベルントに聞きました!―ベルントさんは花粉症ですか?もしかしてドイツにも花粉症があったりしますか?「ええ、ドイツにも花粉症は存在します。但し僕は小さい頃にアレルギーを持っていたのですがここ何年も出ていなかったのに…日本に来たらいきなり出てしまって…。取材中にごめんなさい!花粉症に関する記事なら僕が書けますよ!」
■LIVE 2004/6/9 高知県民文化ホール・オレンジ/2004/6/11香川県県民ホール・グランド
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