毎回新しい切り口でオーディエンスを楽しませてくれるエンターティナー藤井フミヤ。40歳という年齢がどっかへ飛んで行ってしまいそうなほどアグレッシブな活躍振りは、とにかくグレイト!数々のヒットソングに裏付けされるセンスの良さとフットワークの軽さで、AL『Cloverfield』はどんな風に制作されたのか?また間近に迫ったライブやいかに?


「ライブでは、日常を忘れる竜宮城のような空間を!」


―L.Aにてレコーディングされた『Cloverfield』、ジャケットが凄く新鮮ですね!
「うん、よくやってるよね。裏原宿系から出たセブンスターズっていうカリスマ・デザイナーチームが手掛けてくれていて結構人気があるんだけど、今だからこういうのがカッコイイですよ!って作ってくれたんだ。アルバムにもリンクしてていい感じだよね?」

―楽曲自体もそれを繁栄したようにカラっとしてて、西海岸の風が吹いていますよね?!「もともとそういう風に作ろうと思って行ってるのもあるけど、向こうのミュージシャンを使って向こうでレコーディングしたからやっぱり思った通りの上がりになったなって」

―ロスでレコーディングというのは元々明確なイメージがあって?
「そうだね。一番最初はプロデューサーの屋敷豪太と話し合ってて。今ラップトップ(パソコン)さえあればある意味どこでも曲が作れるし、ある程度レコーディングはできるわけなんだけど、“だったら世界中どこでもできるじゃん!世界中でレコーディングしようよ!”って。例えばブラジル、メキシコ、ハワイアンでもいいし、レゲエでもいい。で、手取り早くロスから始めようって。俺達は70年代80年代のLAロック、ウエストコーストロック、イーグルスとかも好きだし、ニルバーナーとかレッチリとか、いわゆるスケボー乗ったりチャリンコでジャンプしてるような…カレッジっぽいのも好きだから、合体したようなロックをやろうよって。それで今回のような作品が生まれたんだ」

―レコーディング前には、楽曲・歌詞までもがほとんど揃ってたとか?
「うん。1曲を除いて全部揃ってた。20年来初めて!かつて無いスムーズさだったね(笑)」

モチベーション的にはそのくらい盛り上がってたとか?
「盛り上がってるのもそうだけど、楽しよう!って(笑)。向こうで煮詰まったりしたくなかったんだよね。LA在住のアメリカ人の方々とコミュニケーションを取りやすくするためにも、素材を全部揃えてこれでお願いしますって。元々LAロックっていうイメージ、こういうサウンドでって言ってたからそれはすぐに伝わったし、制作もスムーズにできたよ。12時くらいにスタジオに入って、7時くらいにはアップするんだけど、8時くらからメシ食って、3時くらいまで飲んでんだけどね(笑)。どっちが長いかっていったら飲んでる方(笑)。まぁ、そのくらい集中してやってました!って事」

―作詞陣には面白い面々が…特にヨーグルト・プゥの井野洋樹君とか!
「去年の夏のアルバムの時に面白いバンド・作詞家がいないか探してて、その時に何アーティストか聴いたんだけど、彼らの詞が一番面白くて。それで良かったから頼んでみようかって。彼らっていい曲書いてるよね?あと雪之丞さんの詞とかはカリフォルニアからいきなり東京に引き戻される感じがあったりして、バランス的には凄く面白かったと思うよ。コラボレーションってやっぱりいい刺激になるんだよね。それがまた次の作品にも繋がっていくというか」

―L.Aでは1人暮らしをしてたとか?
「ちょっと高級なウィークリーマンションみたいなとこで、プールとかも付いてんの!凄いでしょ。スタジオまでは車で通ってて…で、そこの前の道がクローバーフィールド・アベニューって言うんだけど…」

―それでアルバムのタイトルに?!
「そう。カッコいいでしょ!響きが。やっぱり毎日通っていた所だから思い入れもあったし。『Cloverfield』でいいじゃん!って。まさにジャケットがそうなんだけど…分かるかな?ここ俺が立ってんの。うちのマネージャーが撮った写真で、それをデザイン的に起こしてもらったんだけどね」

―さて、ライブはアルバムタイトルとは違って“JAILHOUSE PARTY”…監獄パーティって事ですか?
「アルバムって爽やかじゃない?爽やかなままライブやってもね〜って。ちょっとバカ騒ぎするにはカリフォルニア州刑務所って感じで(笑)。みんな囚人になったら面白いんじゃないかって…ツナギ着てね。色々やりたい事があってどうしようか考えるんだけど、ドリフみたいにはならないようにしなきゃなとか。でもドリフの要素も欲しいなとか…ルパン・世みたいな要素もあるし、ブルース・ブラザーズのような要素もあるし。でもとにかく確実に盛り上がる自信はあるんだ」

―フミヤさんにとってミュージシャンを続けて行ける秘訣は?
「違う事をやることによって、例えばアート、デザイン、プロデューサーとか、色々あるんだけど…丁度いいバランスで好きな事をやっていられるからモチベーションを持続できるんだろうね。きっとモノ作ってるのが好きなんだよ」

―では最後にファンへメッセージを!
「日常にない空間を作り上げたいなって。泣こうが、喚こうが、飛ぼうが、叫ぼうが、歌おうが誰からも怒られないんだから…日常を忘れられる竜宮城のような感じを作りたいなと。“えっもう2時間たったの?!”って。そういう空間を一緒に作り上げるっていうのが大事だから、そのきっかけを作り出してあげるのが俺で。とにかく汗だくになって、見終わった後は大ジョッキ!(笑)」

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