SG『ふれて未来を』AL『夏雲ノイズ』を立続けにリリースし、今ノリにノッているスキマスイッチ。2つの相反する個性が結びつき、生まれる極上のPOPSを引っ提げ、初の全国ツアーが決定した彼らに今の心境を聞いた。

―まずはデビューして丸1年、今の心境は?
「いっぱい色んな所にいったなぁという感じです。楽しくも実りのある1年でした」

―2人のソングライターから成るユニットという事で作品自体はどんな風に制作されるのですか?
「2人で一緒に書く時もあったり…基本はどちらかがベーシックを書いてきてそれを2人でブラッシュアップしていく感じです」

―SG『ふれて未来を』もそんな感じで?
「これは2年前に大橋君のデモを聞いた時にアレンジが思い浮かばなかったのですが、去年の夏にふとした事から出来てしまい、そのままの勢いで作り上げました。歌詞は『view』と同じく“卓弥語”をシンタ(真太郎)が聴き取ってベースを作ったのでした」

―ではAL『夏雲ノイズ』は?
「今まで曲を書いてきて、結構ストックが貯まって来ていたので、それを整理するのと同時に、今の段階での“スキマスイッチ”の集大成みたいな作品にしたかった。曲順や音の面での“歌”を意識した全てのバランスを聴いて欲しいですね」

―“夏雲ノイズ”…全く違ったテイストを持つ言葉ですよね?
「2つの相反する言葉を合わせた造語をタイトルにしたかったので…“美しいメロディ”に“ちょっと?な歌詞”や、スキマスイッチの2人も相反するような存在だという事もあって。ノイズはセミの鳴き声のように“あるとちょっとウルサイけど、ないと凄く寂しいもの”のような愛着の沸く感じにこのアルバムがなって欲しかったので」

―AL内『桜夜風』には山崎まさよしさんも参加されているとか?
「はい。今回ギターも弾いて頂きましたが、パーカッションメインで参加して頂いてて…実は“壺”を叩いて頂きました。またほうきも楽器変わりに使用したりと、たくさんのアイディアを出して頂きました」

―AL全編を通して聴くとやはり極上のPOPSの心地よさが伝わって来ますね
「やはり“POPULAR”から来ている通り、老若男女・玄人素人全てを問わずに愛されるものだと思います。そしてPOPSとは“歌モノ”であり、“メロディが美しいモノ”という風にスキマスイッチは考えています。もちろんインストの中にもPOPSは存在するとは思いますけど」

―最後にライブの醍醐味を!
「CDを聴いて楽しんでくれた方も、また違った楽しさを提供できるライブになるよう頑張ります!」

LIVE決定!!2004/10/2 高知キャラバンサライ