夢や憧れを忘れないすべての人へ贈る世界最高の氷の上のミュージカル、ディズニー・オン・アイス。最新作「プリンセス・クラシックス」は、ディズニーの名作の中からプリンセスとプリンスのロマンティック・ストーリーを選りすぐり、氷の上で愛と魔法に溢れるステージを繰り広げます。ご案内役はもちろん、最高のカップル、ミッキーとミニー!



四国での公演が待ちきれず、一足お先に大阪公演を見て来ました。つい一緒に口ずさんでしまうお馴染みのディズニーの名曲の数々に乗せ、大迫力のスケーティングで鮮やかに蘇るディズニーストーリーの名場面たち。わたくし、か・な・り、心、躍りました!! 

ミッキーとミニーが登場すると場内は沸き立ち、大人も子供もおおはしゃぎ。そして次々に登場する華やかなディズニーキャラクター達。それに加え、今回とにかく圧倒されたのが、高さ10m、直径11m、重量8トンの息を呑む程の巨大なお城。今までで最大で且つ最も精巧なセットなのだそうです。ストーリーに合わせて回転し、姿を変え、美しい光を放つ・・・白雪姫ではチロリアンスタイルのお城、シンデレラでは16世紀の城、眠れる森の美女では美しい中世のお城、リトルマーメイドではアリエルが暮らす海底王国の城、美女と野獣ではステンドグラスが美しいフランスの城、アラジンではジャスミンの住むアラビアの宮殿、ムーランではアジアの要塞に。それぞれ異なる時代や国の7つの物語を見事に表現していました。 幻想的で美しいライティングや、趣向を凝らした衣装や細かなセットなどは、競技会では味わえない演出で、こんなに創造的なショウを、今まで見た事があったかと思いました。7人のプリンセスが運命の扉を開き「夢が叶う瞬間」を見ては、何度も何度も溜息を漏らしたのでした。 

 



THE LITTLE MERMAID
<リトルマーメイド> 
ブラックライトに浮かび上がる蛍光色はまさに幻想的な海の中。スケートならではのスピード感と滑らかさや優雅さは、海中を自由に泳ぐ人魚そのもの。 

Cinderella
<シンデレラ>
大人数の衛兵たちが繰り広げる一糸乱れぬマスゲームでは、統一と変化のある集団の美しさを披露。上段から見下ろすとその見事な演技が特によく見えた。かぼちゃの馬車に乗って舞踏会に向かうシンデレラに「バイバーイ!」「行ってらっしゃーい!」と手を振る子供たちの声が響いた。

Aladdin
<アラジン>
リフトやアクロバチックなスケーティングは大迫力で、場内あちこちで思わず「すごーい!」の声。 <眠れる森の美女> オーロラ姫の美しさにウットリ。集まるスポットライトから四方に伸びるスケーターの影までもが美しい芸術。 

Beauty and THE BEAST
<美女と野獣>
「愛しているの」の一言で、野獣が王子様に変わる瞬間は感動的!その後のスケーティングのなんと清々しかったこと。

Snow White and the Seven Dwarfd
<白雪姫>
老婆から貰った毒りんごをかじろうとすると、会場の子供たちから「ダメーッ!ダメーッ!」と必死の声が上がった。
 
Sleeping Beauty
<眠れる森の美女>
オーロラ姫の美しさにウットリ。集まるスポットライトから四方に伸びるスケーターの影までもが美しい芸術。

Mulan
<ムーラン>
リンクに映し出さた中華の文様の中、国を守り家族の名誉にかけて戦う勇敢な少女ムーランの姿が映える。 


                                             

スケーターの出身国は11ヶ国にも及びます。公演の合間に、今回のカンパニーのメンバーである日本人スケータの方にお話を伺う事ができました。

竹村潤一さん 吉田早斗子さん

***入団のきっかけは? 

竹村「4月に1本のビデオテープを送り、6月末に採用が決定しました。私はいろんな国の人や文化に触れたかったので、このショーを通じて世界中に友人ができ、彼らと直接スケート談義ができるのもとても興味深い所です。このショーに参加できることを誇りに思います。」 
吉田「アイスダンスの練習をするためにアメリカに渡っていた時、このアイスショーを見てとても感動しパワーをもらったんです。オーディションを受けて入団しました。最初は競技会への夢を捨てきれないでいたのですが、実際ショーが始まってお客さんの笑顔や、涙が出たという感想を聞くと、今はこれをやってて良かったと心から思います。小さい頃から観客として見ていたので、自分が同じステージに立てる事や、両親や日本の友人に見てもらえる事がとても幸せです。」 

***みどころは? 
竹村「技術的にも素晴らしい世界レベルのスケーターが迫力あるスケーティングを見せます。お子様だけでなく大人の方にもご満足いただけるものです。それぞれ個性の違うディズニーキャラクターたちが一堂に見られるので本当に贅沢で楽しいです。あと、女性スケーターはとてもセクシーなのでお父さんも楽しめますよ(笑)。」 
吉田「シンクロナイズドスケーティングというものは日本ではまだマイナーなんですが、大人数で滑る時、手や足の高さ、動き、顔の向きなど、全てをそろえて演じるんです。これも目が離せないですよ。」 

***気を遣っている点や苦労した事は? 
竹村「公演中はずっとホテル住まいなので食事のバランスにはかなり気を遣いますね。」
吉田「衣装が、今までの競技会で着ていたものと違って重いんです。それをスケート靴の鋭いブレードで何度も破ってしまいました・・・。」 

***待ち焦がれる四国のお客様にメッセージを。
竹村「実は両親の実家が愛媛県松山市で、いよてつスポーツセンターで練習をしていた事もあるんですよ!縁の深い土地ですから楽しみにしています。ぜひ、見に来てください!」
吉田「今回のプリンセス・ストーリーはとても馴染みがあり子供たちにも大人気ですし、私たちにとっても永遠の憧れです。それをスケートで、心と体を使って表現して夢を与えることができたらいいなと思っています。」

愛媛公演の詳細はこちらをご覧下さい。