速報!!
四国キャンペーンにて中村幻児監督と、村川絵梨さんにインタビュー!
そして8/8・善通寺でのヒット祈願&完成披露試写会の模様をレポート!


「撮影中は皆さんが明日香と呼んでくれていたので、四国へ来る時は明日香の気分なんです!」 ―村川絵梨


88箇所巡りで自分を見つめ直す…自分の意志によって何かを変えて行く、そのエネルギーは 奇跡だって呼び込むんです」 ―中村幻児







―完成してみて後に作品をご覧になった感想は?
村川(以下M)「撮影していた時の自分の気持ちと照らし合わせて見てしまって…その時の気持ちが凄く込み上げて来ました。自分でもビックリするくら大きな声を上げて泣きました!」

―BOYSTYLEのメンバーの感想は?
M「“良かった〜!!”って泣きながらメンバーそれぞれから電話がありました。ストーリーが凄く良くて、明日香に勇気をもらったと。四国に行きたいという気持ちも強くなったそうです」

―印象深いシーン、また場所は?
M「亀鶴公園で伴野さん(長谷川初範さん)と最後に別れるシーンと、ラストの大窪寺です」
中村(以下N)
「基本的に四国4県どこも美しくて、撮りたくても時間的に撮れなかった場所がたくさんありました。だから四国はまた別の企画の映画ででもやりたいなと思ったほどです。ただ88箇所の綺麗な風景を撮影するだけでは普通の観光映画になってしまうので、その中に人間の感情を上手く映し込む事で風景を生かしたものもあります。四国にはそういった素晴らしい場所がたくさんありました」

―大人に混じっての初主演、不安はありませんでしたか?
M「最初に台本を頂いた時は、白血病というあまりにも今の自分とかけ離れた設定に戸惑いましたが、主人公の明日香は辛い事を抱えていても実は芯の強い子で、少しだけど自分自身とリンクする部分がありました。監督の“ゆっくり、安心してやればいいよ”という一言で、何かが吹っ切れ、楽しんで役に入る事ができました」

―監督から見て絵梨ちゃんはどう映りましたか?
N「一番最初に彼女に会った時から“あ、この子だな”という直感が働きました。村川絵梨がどう明日香を演じるのか?台本上で生きている明日香が生身の村川絵梨を通じてどう画面で生き始めるのか?そこが勝負になったわけですが、監督として大丈夫だなという確信みたいなものを掴んだ時は凄く安心しました。撮影が進んで行く中できちんと演じきっていたと思います」

―スケボーでお遍路という設定は最初からあったのですか?
N「元々は自転車での設定でした。シナリオについて検討して行く中で、88箇所巡りと白血病という重い結びつきをいかにカッコ良く見せるかという点で、ふとスケボーで巡るのはどうかと思い付きました。そこで急遽シナリオを書き変えていったわけです。徳島から高知、松山、高松と撮影が進むにつれ、絵梨ちゃんのスケボーも上手くなりましたよ」
M「もの凄く特訓しました!だって撮影初日はまだ緊張もあってフラフラだったんです!それで徳島にいた一週間は猛特訓しました(笑)最後の方では坂道もスムーズに走れるようになっていました!」

―映画のキーワードでもある“色即是空 空即是色”お二人はどんな風に捕えていますか?N「分かりやすく言えば“現実はあるようで何も無い”という事でしょうか。生きていればいっぱい悩むし、苦しむし…沢山の煩悩や欲望の中で我々は日々生きているわけだからね。でもそれは少し遡って宇宙の根源までいけば凄く些細な事だよ…というような。それをこの作品にあてはめると・白血病という運命の中に生まれたのだからそれを素直に受け入れなさい・あなた自身に意志があればその運命だって変えられる!…88箇所を巡り、自分を見つめ直す事で奇跡を呼び込み自分の意志によって何かを変えて行く、それを明日香が体現したんだと思います」
M「この言葉は本当
にロード88のテーマだと思います。何も無くて諦めるんじゃなくて、何も無い中で、奇跡を信じて頑張る。それを話の中では老遍路が教えてくれるのですが、それが役の中だけでなく自分自身にも身に染みる奥の深い言葉だなと思いました」

―最後にメッセージをお願いします。
N「この映画は実現するまでに2年かかっているわけですが、これからが本当の勝負だと思っています。たくさんの人に映画を観て頂くのはもちろん、骨随バンクのドナー登録が増えるというのがもう一つの大きな目標ですから、この作品を観て納得して下さった方々が登録してくれればなと思っています」

1.残暑厳しい8/8(日)※ロード88にちなんで中村幻児監督/村川絵梨/小倉久寛 善通寺にてヒット祈願!

 

 

2.香川県県民ホール・アクトホールにて完成披露特別試写会・舞台挨拶。小倉さんは少し緊張していた様子。

 

 

3.挿入歌『夢は夢のままで』を生で披露する古瀬陽子。伸びのある美しい声で歌唱力バツグン!!






2004/9/17(金)松山映画祭2004 オープニング作品上映
2004/9/18(土)四先行ロードショー開始!