“笑い”という五線譜にのせて音楽をお届けするWAHAHA本舗所属のコミックバンド・ポカスカジャン。 既存の楽曲に笑いのエッセンスを流し込んだネタ曲も多い彼らだが、実はオリジナルソングにもかなりの定評がある。そんな彼らのニューアルバム『熱歌』が遂に完成!

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interview & photo●aco nagata 
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←絶妙なトークを聞かせてくれた3人衆。左から省吾、大久保ノブオ、タマ伸也。


ネタものではない、僕らのリアルが詰まった熱い作品です。


●ライブツアーでは2年振り、久々に高松を訪れたポカスカジャン。一見コミカルに見えるこの3ピースが、実は今フジロック等でも大絶賛!濃厚なロック魂を継承する3人として注目を浴びている。子供顔負けのハイテンションで、絶妙の話術を炸裂させたと思いきや、シュールな語りを聞かす、そこへあらゆるジャンルのサウンドを融合させるという新感覚のステージは、“泣き笑い”、まるで人生の縮図のよう。96年結成。当時違うバンドのヴォーカリストをやっていたという彼らが、たまたま観に行ったWAHAHA本舗の舞台をきっかけに、現在のスタイルを確立させる事になろうとは…。「WAHAHAの舞台って今もそうなんですけど、いわゆる下ネタがあったり、梅ちゃんが出てきて水蒔いたり…そういうスピリッツがロックに見えたんですよね。カッコイイなぁ〜この人達って。それで10年やってきたバンドをきっぱりやめたんです。自分の中のロックとは、WAHAHAだったんですよね」(大久保ノブオ) そこへ当時浅草・花やしきでバイトをしていたブルースマン・省吾が加入、大久保のバンドの後輩にあたるフォーク師・タマ伸也を誘いデビュー。試行錯誤を繰り返す中、お笑いとロックを融合させるという独特のスタンスが完成した。全国各地で聴く者の心を捉えて放さない彼らのステージ、ヤミツキになるほど素晴らしいライブは絶賛され、10/12待望のオリジナルアルバムがリリースとなる。その名も『熱歌(ねつうた)』。「これは最近僕らのライブでやっている熱いオリジナルソング“心の歌”のライブ・ベストテイク集。いわゆるネタモノではなく、リアルな部分が出ている作品です」(大久保) 「9年活動してきた中でのフィルターを通した熱い歌!」(タマ伸也) 「お笑い的な要素を熱く歌っていたりするものもあるので、あくまで芸人が歌っている熱い歌という感覚で聴いてください(笑)」(省吾)
  とはいえ内容は驚くほどにロックスピリッツ満載。ナメてたら痛い目を見るのでお気をつけを。



★NEW AL「熱歌」
2005/10/12 ON SALE!