
モンバスの興奮も冷めやらぬ中、5枚目のアルバム『Here
today-gone tomorrow』のキャンペーンにてヤイコに直撃インタビュー!! 新しい人との出会いや、楽曲制作においての新しい試み、2年振りの作品からは昔よりも逞しく・大きく成長したヤイコを感じ取れる。『Here today-gone tomorrow』=今日はここにあるけど、明日はもうない。今にしかできないhappyが沢山詰まったアルバム、堂々完成
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interview & photo●aco nagata
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今日にしかできない事がある。だからこそどんどん攻めの姿勢で行きたいですね!
●「夏フェスは色んな会場がありましたけど、モンバスはほんまに景色も良かったし、お客さんも温かかったし…最高でしたよ!」。
8/28・STAGE空海に登場したヤイコを15000人のオーディエンス達は大声援で迎え入れた。うっとりするような伸びやかな声で、時には優しく、時には激しく会場を魅了した彼女。その様子は数日たった今も鮮明に浮かび上がってくる…。フェスでも既にアルバム収録の作品が披露されたのだが、久々に見るバンドサウンドでのヤイコは実にパワフルでカッコよかった!
「ふふふ。ありがとうございます。今回のアルバムもバンドサウンドがメインになっているんですよ。デビューして6年目になるんですけど、自分の頭の中の音とか、音楽を再現するというだけでは面白くなくなってきてて、人とかけ合わさる事だったり、人が思いがけず差し延べてくれたアイディアが面白かったり…。そういうのってバンドでやるのが一番最短距離で、一番燃える!!だからこそ今回の作品は一曲一曲の持つ空気感を大切にしました」。
正にバンドの持つマジック、スピーカーを通して伝わってくる音の揺らぎや温度は、楽曲に対しても好作用をもたらし、それが私たち聴き手にとっては、実に新鮮。しかも楽曲の殆どが一発録りというから驚き。
「基本的な骨組みをせーので録っていくという事自体が始めての試みでした。丁寧に曲を構築していく良さっていうのもあるんですけど、その瞬間にしかできない事って沢山あると思うので…その日にしか出来ない良さを、この作品には求めたかったんです」。
東京・ロンドン・アイルランドの3箇所で、その時にしかできない“ヤイコの今”を詰め込んだ作品は、まさに彼女の挑戦する気持ちが生んだアドベンチャー的傑作。壮大な民族調の楽曲あり、ピアノと歌のみのアコースティックな楽曲あり、ストリングスやアコーディオンを取り入れたアレンジや、もちろんヤイコ独特のポップ感が炸裂するアッパーな楽曲、そして自らドラムにチャレンジした作品ありと、これでもか!と聴き手を楽しませてくれる満足度120%の仕上がり。ヤイコが想い描いていた構想は、確実に実現したのだ。
また、本作では人との繋がりから生まれた素晴らしい産物も。
「今までよりももっと曲を開放してあげる意味でも、関わる人達(“あの人とやりたいな”と思ったら自分から会いに行く!)との時間もたっぷり作りました。これまでは固定メンバーでスタジオに入ることが多かったのですが、今回は色んな人達に関わることで楽曲的にもいい風が沢山吹いたと思います。中でもHEATWAVEの山口さんと知り合ってなければアルバムに入っていなかった曲が『月を見ていた』と『NOTA PERIOD』。アイルランドのバンドKiLAとのコラボも実現したし、人との出会いって大切やなぁと思います」。
今日にしか出来ない事がある。だからこそどんどん攻めの姿勢で行きたいというヤイコ。タイトルにある『Here today-gone tomorrow』は、そんな彼女の強い意思の表れでもあるのだろう。「今後は、一歩先が見えない時でも飛び込んでいけるよう自分を燃やしていきたい。27になって、いいものだけを吸収して、悪いものとはちゃんと闘えるパワーがついてきたんだと思います(笑)」。

★AL「Here today-gone tomorrow 」
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