トヨタ/カローラ ランクスのCMでもお馴染み、MACKEEL大佐率いる4ピースバンド。今年はレーベル移籍後、久々となるアルバム音源『AFRO THE THIRD』のリリース、そして夏にはモンバスへの出演、休む間もなく自身のツアー『Afro,2005 Starting New Tour』と多忙な日々を送る彼ら。久々にメンバー全員が揃い踏みしたところにお邪魔し、今の心境を語ってもらった!

interview&photo●aco nagata

 

「今年はしゃかりきになって頑張っていますね(笑)」

●今でこそ順風満帆に見える彼らも、昨年までは度重なるメンバーチェンジや、活動の休止というバンドの紆余曲折に直面するなど、ここまでの道程は容易いものではなかった。バンドとしてのストレスも多かったようだが、メンバーの気持ちの中には常に前進して行こうというポジティブさがあったよう。
「休止の間も完璧に自分たちの動きが止まるっていう事がなかったから…モチベーションは維持できていたのかもしれないです」(Dr./JIN) 
さすが、人生の荒波を渡ってきた男たちは強いのである。
「だからこそ、今年はしゃかりきになって頑張っていますね(笑) ある程度先のビジョンもできていますよ」(Vo./MACKEEL大佐) 
そんなメンバーの漲る自信を裏付けするように、秋のライブでは更なる進化も見せ付けた。そしてその気持ちを支えているのは間違いなく『AFRO THE THIRD』、この作品が完成したからに違いない。
「新曲が9曲と既存曲6曲、いいアルバムができたと思いますよ。今回の作品はあくまで僕らがライブでやりたいと思う楽曲を集めました。旧曲はアレンジを変えているのでかなり新しい感覚に仕上がっていると思います」(大佐) 
「メンバーが変わってるから必然的に同じ曲でも同じにはならないですよね。ノリがかなり変わってきてる…そこも聴きどころの一つですね」(JIN) 
「グルーブ感が違う感じかな。あとフレーズも変わっているので」(Ba./IZUMIOKA“オヤジ”YASUO) 
メンバー自身が言う楽曲の“変化”は、まさに全てが新曲かと思ってしまうほど。
「僕らも色々環境が変わって、新しいアルバムをいざ作るってなった時に、古いアルバムから引っ張ってくるという感覚ではなくて、今の作品に既に入っているという感覚。だから違和感なく馴染んで聴けるんだと思いますよ」(大佐)
 …きっと、今のメンバーで作るからこそ意味がある。だからこそ新しい。そんなアルバム『AFRO THE THIRD』は実にパワフルで、ロックで、ファンキーで、ポップで、聴いているだけで自然とHAPPYなオーラに包まれる感じ。
「まさにロックだね!ロックとはカッコイイ感じ。そしてポップとはいい曲!俺はそう捕らえています」(大佐) 
「やっぱり曲を作っていても演ってて楽しいものがいつも採用されるので。いいものはアレンジも早いし (笑)」(JIN)
そしてこの聴きやすさの秘密は?!
「僕達自身がリスナー目線だからじゃないですかね?自然と皆が聴きたいと思うようなメロディーになっていくんだと思いますよ」(IZUMIOKA) 
「常にこうじゃなきゃいけないっていうのがないから(笑) 直感で生きてます」(大佐) 
なるほど。このスタンスだからこそこの心地よいグルーブ感が生まれるんだろう。ガチガチにコンセプトを固める人達が多い中でこういう大人のバンドが頑張ってくれるのは本当に心強い。来年からのPANORAMA AFROに期待してよし!
「皆考えてるようで、実は考えてないんじゃないのー?(笑)」(大佐) 
「いやいや、考えてるって!」(全員)




★AL『AFRO THE THIRD』
NOW ON SALE!