1年5ヵ月振りのニューアルバム「ヘッドフォンチルドレン」を3/16にリリースしたばかりの彼ら。前作「イキルサイノウ」と比べ、楽曲的にも格段に進化した作品からは、メンバーの強い“意志”を感じずにはいられない。目前に迫った四国でのライブを控え、ベースの岡峰光舟に話を聞いた。
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text●aco nagata
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ライブ感、バンド感あるアルバムだから、ライブは当然生々しくなるに決まっているじゃないですか!?
●「ライブ感、バンド感のある生々しいアルバムにしよう!」と、曲作りの段階からメンバー全員で試行錯誤を繰り返したという今作。前作「イキルサイノウ」と聴き比べてみると、違ったテイストの作品に仕上ったのではないか?と私自身感じたのであるが(根本はそんなに変わっていない)…「『イキルサイノウ』と同じような路線のアルバムにはしたくなくて、ライブ感とバンド感を意識して曲作りをしていったら自然と、このような作品になりました」と岡峰。ストレートな部分と、以前からある人間の心の中をえぐり取るような部分との2面性が本作の核。「シリアスな事も面白みのある事も両方があって人間だと思うので、それを今作品ではストレートに志した結果だと思います」。楽曲的にもその志しは大いに繁栄。「『墓石フィーバー』や『上海狂騒曲』は、歌詞的に今までなかったような「遊び」の要素を取り入れたり…シリアスな事を悲しく表現するだけでなく、笑いとばす逆ギレ感とか(笑)。また『キズナソング』ではストリングスを入れたり、『ヘッドフォンチルドレン』では、レゲエの要素を取り入れたりしてバラエティーに富んでいる作品に仕上ったと思います」。
楽曲の構成も実に素晴らしく、『扉』から始まって『奇跡』で終わる作品の中には壮大なストーリー性も。聴き終えた後には大きなパワーを感じるはずだ。また、キーワードタイトル『ヘッドフォンチルドレン』には彼らのこんな想いが込められている…「最近街を歩いているとヘッドフォンをしている人達を多く見かけます。喧噪を遮断し、自分だけの世界に入っているとも取れます。その光景は自分だけの殻に閉じ隠り、人との繋がりを遮断してる世代ということで、ヘッドフォンチルドレンと名付けました。自分達にもどこか当てはまると思うんですよ」。
さて、ここ最近のバックホーンの活動を見てみると、映像・映画とのコラボレーションが目立つ。中でも『キズナソング』をもとに広がったインスピレーションから完成したオムニバス・ショート・ストーリー『キズナドラマ』は、は、特に面白い試み。
「映像を見てその作品に合った曲を作る事は多いのですが、音楽から映像を作ってもらったことは初めてなので、新鮮でした。この作品を作った山下監督は日常のささやかな“キズナ”をとらえるのが、うまい人だと思います」。音楽と併せてこの作品も是非堪能したいものだ。
最後に四国3県でのライブが目前に迫っているメンバーより。「香川では初ワンマンなので楽しみです。松山、高知では毎回気持ち良くライブができるので、鼻息を荒くして頑張ります!四国は人があったっかい!けど血が熱そう!ライブハウスの皆さんにも、とても良くしてもらっているので感謝に耐えません。『ヘッドフォンチルドレン』はライブ感、バンド感あるアルバムっつってんだからライブは当然、生々しくなるに決まっているじゃないですか?!じゃあ、みなさんライブに来るしかないじゃないですかー!!とうことで、会場でお待ちしています!」。
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COMING SOOOON!!
●LIVE
2005/ 4/9(土)高知キャラバンサライ
2005/ 4/10(日)松山サロンキティ
2005/ 4/12(火)高松DIME
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★AL「ヘッドフォンチルドレン」
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