●今回のアルバムはどんな仕上がりですか？
三浦(以下:三)「前作もふまえつつ、まだまだ自分たちの色んな要素や、幅を広げていきたくて、バラエティに富んだ作品にしたつもりです」徳岡(以下:徳)「ギター2本でやってるのもあればバンドでガッツリやってる曲もあるし…やっぱりアルバムには色んなテイストのものを詰め込みたいと思っていいたので」

●制作はどんな風に進んでいったんですか？
徳「年明けてからだったので…できあがってから一週間くらいしかたっていません。ホヤホヤですね。前作も大変だったんですけど、いつも僕らギリギリなんです(笑)」三「別々に何十曲もネタを作ってきて、テレコで聴いて、こんなのもあんなのもあるよって感じで、互いのAメロやBメロを混ぜたりという作業が多かったです。インストだから急にメロディーを変えてみたり、パーツを繋げたりと、制作してる時は本当に楽しかったですね」

●先行シングルの『ラハイナ』は一足先に夏っぽいイメージですが…
徳「先走って走ってますよね？何でですかね？(笑)　元々この曲自体が映画『キャッチ ア ウェーブ』の為に作った曲で、サーフィン映画なので、かなり夏の要素がありますが制作したのは去年の年末辺りですね。やぱり一番DEPEPEPEらしい一曲だと思ったし、スピード感とか、16ビートが好きなんでこの作品をリード曲に選びました」

●DEPAPEPEの楽曲はいつもタイトルとうまくリンクしているなと思うのですが、曲のタイトルは後から付けるんですか？
徳「一番多いのは、曲を作って皆に聞かせてから付ける感じですね」三「自分たちだけで決めてないところがミソ！です(笑)」徳「僕らの意見は8割通りませんからね(笑)　だから人に伝わるんだろうなって」三「でもそのタイトルのイメージに近づけることも難しいですよね。ずっとインストをやってて詞を書かない分、言葉って難しいなって思いますね」

●アルバム『Ciao！Bravo！！』の4曲目『SLOW SUNSET』はサイパンでの野外録音？
徳「そうです。楽しかったですねー。砂浜で、車からバッテリー取って、マイク立てて」三「凄い気持ちよかったです。作ったみたいに波の音とか鳥のさえずりとか入ってて、ちょっとビックリもしたんですけどね。あんなにクリアだと嘘臭いんですけど(笑)、それくらいよく録れたっていうのが良かったです！」

●海外で、っていうのはやっぱり楽しかったです？
徳「そうですね。アー写とPVの撮影、それに1曲レコーディングもできたので、良かったんですが、観光する時間はあまりなかったので、残念でした。ただ、絶対外国の海に入りたくて…！！最後の集合時間15分前に、海に漬かりました。あくまで泳いだのではなく漬かっただけなんですけど(笑)」

●7曲目『伯爵の恋』はサビが2つ存在するという面白い構成ですね
徳「デュエットの感覚で弾いてみたんですよね。僕が最初のサビを弾いて渡したら、三浦が全く違うサビを弾いたので、こういうのも面白いかなって。ま、僕が女性で三浦が男性の感じなんですけど。最後にその2つが上手く交じり合うという…。まぁよく考えたら気持ち悪いんですけど(笑)」三「そりゃ僕らで当てはめたら気持ち悪いでしょ！！男女で当てはめて下さいよ。まぁでもそんな感じで新しい事にも挑戦できたアルバムだったので、楽しみにしていて欲しいです」

●お話伺っていると、楽曲から受けるイメージとは全然違ってて、とても気さくで面白いお2人なんですけど…いつもこんな感じなんですか？
三「とりあえず概念をブチ壊して行こうっていうのがモットーなんで。基本はいい意味で何や！？って思われることですね(笑)。何や？こんな奴らがやってるんやっていうくらいの感覚で色んな人に聴いて欲しいので」

●5月からはワンマンライブがスタートしますね！

徳「今回は初めての場所も沢山あるので凄い楽しみですね。高松のワンマンも初だし、まだまだ僕らのこと知らない人はいっぱいいると思うので、一人でも多くの人に見てもらいたいです」三「そうですね。一人でも多くの人と楽しい時間を過ごしたいと思うし、その土地土地でお客さんの反応って違うので、それを早く感じたいです！」

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