ご存じ、高松西高出身のフロントマン・よっくん率いるザ・マスミサイルから待望のNEW SG『今』が届いた。リアルな“がんばれ”という言葉を用いた、実に明快でストレートな応援ソングは、新しい生活をスタートする君へ、または何かに立ち向かおうとしている人へ、夢に向かって歩きはじめたあなたへ…寄り添い・励ましてくれるような作品。そうそう!そうなんだよ!と半泣きになりながら何度も読み返した詞、半径5mを意識した、温かい言葉が胸を打つ。キャンペーンにて訪れたよっくん(Vo.&Harp)と、かっちゃん(Gt.&Cho.)に話を聞いた。


interview&photo●aco nagata  取材協力●FM香川
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●「この曲を作った時は、身近な3、4人の…そういえばこいつ今頑張ろうとしているなぁとか、今嫌な事が山積みになってて何から手をつけていいか分からんのやろうなぁとか、未来ばっかり見てどうしても今をないがしろにしている奴がいたり、そういう愛すべき馬鹿がいて(笑)…まずはそこからだったんですよね。曲を書く瞬間だったり、出来上がる瞬間っていうのは、いつもそうなんです。それこそ凄く狭い半径5mくらいの中で(笑)、常に歌を発信して来たと思っているんで。それが、結果的には不器用な生き方しかできない人達へ届けばいいなと」(よっくん/Vo.&Harp.)
 半径5mがやがては100m、1km、日本全国へ!…実にHAPPYな現象ではないか。誰しも、未体験や想像できない物に対しては感じることなど出来ないもので、こんな風に歌詞に思いを込められる彼らは、いつの瞬間もきちんとハートで感じる素晴らしい経験を積んだのだろう。「基本はやっぱりそうなんですね。まず自分らが感動するかどうか、自分らに響くかどうか、そうじゃないとおもろないですからね。自分あっての相手であって、相手あっての自分であって結果的に他人に届いたんやぁ…って。嬉しいなぁって」(よっくん)
 どんな時も自分と向き合う中で、生まれてくる物がザ・マスミサイルの根っこ。「自分らと向き合わないやり方で、曲作れるほど偉くも器用でもないんでね。自分ほったらかしたら何やら分からんバンドになってしまう (笑)」(よっくん)
 “頑張れ君よ”という言葉が無責任に感じないのは、そんなバンドの不器用さや直向さが直球で伝わってくるからなのかもしれない。「必要な人にだけ届けばいいっていう、別に謙虚なわけではないけど、そういう感覚ですね。今のお前にとって本物の言葉なんだとすれば、何度でも言ってやるよ、背中なら押してやれるよっていう…そういう応援の気持ちです」(よっくん)
 制作においては、今作も『拝啓』(2005/10リリース)に引き続き、ギタリストである中村太一氏が担当。「僕はギタリストとして一緒なんですけど、彼もアーティストとして、演奏者的な目線で見てくれてて。特に今回は凄く近い位置で制作できたというか…僕らがやりたい事に対しても、アイデアを沢山出してくれたりとか。凄くいい関係が保てたと思います」(かっちゃん)
 「うん、人対人でちゃんとやれた。よう飲んだりしたもんね。色んな形があると思うけど、アレンジをやってもらったっていう感覚ではないし、一緒にやった!という感覚ですね」(よっくん)
 口を揃えてもう一人のメンバーだ!という程の信頼関係、いい作品を作り出せたことのへの自信は大きいよう。また、今回特筆したいのは、収録されている3曲全てがバラエティに富み、ザ・マスミサイルというバンドの懐の広さも証明させたこと。ポップでキャッチーな『今』、ドラムのソロから始まってヘビーなアレンジに移行するのが斬新な『生きて』、かっちゃんが詞を、あんちゃん(Pf./Or./Cho.)が曲を手掛けた『声が聞こえる』ではストリングスのアレンジも。「ミニアルバムですからね〜」(かちゃん) 「もっと言ったらフルアルバムですね。超ちっちゃい(笑) そういう気持ちで今まで作品作ってますからね」(よっくん)
 「人間って色んな感情がありますからね、その全てを形にしたいと思った時に使う手段だったり、武器っていうのは一つじゃないですから。結果色んな曲ができるし、いろんなアレンジができるっていうのは凄く自然なこと。喜怒哀楽を表現するのが一番いいんだろうって曲々で考えるんで、今回の3曲は特にそれが感じられるのではないかなと」 (かっちゃん)

 バンドとしてよりタフに進化している彼らの“今”をぜひこの作品から感じ取ってみて欲しい。よっくんのヴォーカリストとしての拘り(歌というものを本気でやろうと思ってから永遠のテーマだとか)。だったり、メンバー全員のベクトルが寸分の狂いもなく同じ方向に向かっている事だったり、きっとそこには大きな発見と驚きがある。表題曲でもある『今』という言葉は、バンドにとっても重要なキーワードなのだ。「今年はやれる事は全部やったろって思ってます。それは遊びも仕事もひっくるめて何もかも。“今できること”をやって、その結果をマスミサイルの何かに。そいで皆に届けるという美しい形ができたらと思っております」(よっくん)
 「今年はがっついて行きます!落ちているもの全部拾うくらいの勢いで。具体的にではないんですけど、今年を来年に繋げていけるようにというか、近い未来で笑って生きてられたらいいなぁと。それには今本気で頑張らないといけないし。うん、頑張ります!」(かっちゃん) 



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