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1/27(sat)@TAKAMATSU DIME
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text●aco nagata



●待ちに待ったこの日!!(いやぁ実に長かった)。個人的に2005年から注目しているこのalaというバンドは、とにかく今一番ライブを観てみたいアーティストの一つだった。あれは確かアメ村のタワーレコードだったか?視聴機に入った1stミニAL『Point of view』を聴いた時、ビビビと背中に何か走るものを感じ、即買いしたのが記憶に新しい。次いで昨年4月にリリースした2ndミニAL『ORGANIZM』を手にした時、私の漠然とした“このバンドカッコイイなぁ”という感覚は、“間違いない!”という確信へと変わったのだ。そして昨年12月、満を持してリリースされた1stフルアルバム『Jam of the year』を聴き、そのポテンシャルの高さと完 成度に打ち震えたのである。故にこの目で生のバンドアンサンブルを!と、ライブツアーが発表された日から手帳に予定を書き込んだ。個性豊かな編成は、2Vo.+G.+B.+Dr.+2Sax.の7人。 紅一点となるアルトサックスがいいスパイスになりステージにも映える。結成3年とは思えないほど優れたソングライティングセンス、何よりミラーボールが勝手に回り出しそうなほどのグルーヴ感、CDで聴くよりも随分とパワフルだ。それから予想以上の演奏テクニックと場数を踏んだライブパフォーマンスは、同期バンドの中でも確実に群を抜くだろう。実際、棒立ちだったオーディエンスが、最後には体をくねらせ踊り出していたのだから…。かく言う私もそのグルーヴ感にじっとできず、楽曲を口ずさみながらスウィング!仕事を忘れる程に楽しかった。名曲『Point of view』『Harmonic Groove』や『Shiny』では、もちろんミラーボールがクルクルと。その光の粒がまるで宝石みたいにキラキラしていて、会場からこぼれるスマイルもキラキラしていて、あぁ何て眩しい空間なのだと幸せな気持ちになった。やっぱり音楽って素敵だな。


★AL『Jam of the year』
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