5/17(thu)@高松DIME

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text&photo●aco nagata
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「“HIP-POP”がメインストリームになった夜」

●今まで行った事のない都道府県でライブを!そんなスローガンを掲げ、昨年から立ち上がったというライブハウスツアー。2年目にして白羽の矢が刺さったのは、ココ、高松DIME。エキセントリックなバックモニターにはさながらクラブハウスのような映像が流れ、重低音が響く中、『Theme of mihimaru LIVE』に乗せてmiyakeがラップで登場すると、会場からは「ワーーーッ!」という声援が。続いてhirokoの登場。拡声器をマイク代わりにノッケからテンションは最高潮。地鳴りのような声援+「かわいいーーーっ!!」というため息も交えて、ファンのウェルカム体制もバッチリ。いやぁ〜しかしこの盛り上がりは一体何?お客さんの年齢層が若い…というのを差し引いても今日のDIMEは縦に横にと揺れている。「皆さん!チェケライブへようこそ!今まで行ったことのない都道府県でファンの皆さんと“HIP-POP”を分かち合うべく立ち上げたライブハウスツアーです。昨年は修行ライブ!なんて言ってましたが、今年からは題して『チェケライブ』。何年かかるか分かりませんが少しずつ全国制覇!を目指して行こうと思います」というhirokoに更に盛り上がる会場。5/14にはデビュー4年間の集大成とも言えるベストアルバムもリリースし、絶好調。これがオリコン1位を記録したアーティストのパワーたるもの。『ユルメのレイデ』『パンキッシュ☆』『ツヨクツヨク』『かけがえのない詩(うた)』などセットリストももちろんベストで。時には激しく、時には語りかけるように、表現力の高いhirokoのヴォーカルはお客さんの心を捉えて放さない。予想を遥かに超える彼女の歌唱力には脱帽。そしてmiyakeの伸びやかだがキレのあるラップと一つになれば、それがmihimaru GTのオリジナル“HIP-POP”となるわけだ。後半戦は衣裳チェンジ後、DJタイムを取り入れるなど、さすがはエンターテインメントな構成。お約束のアフロもスタイルも披露し、フロアのテンションは沸点へ。一筋縄ではいかない、おてんば娘が見せる真剣な表情と眼差し、そして心のこもった歌声は、ここに詰め掛けたお客さんの心の中にもじっくりと染み渡った事だろう。もちろんそんな時の気持ちは『気分上々↑↑』で。アンコールもパーティーチューンなアゲアゲ、笑って踊った数時間だった。リフレッシュ!!