5/6(sun)@高知CARAVAN SARY

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text&photo●aco nagata
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●8割9割盛り上がってるなぁと感じるライブには良く出会うが、120%盛り上がってるなぁと感じるライブはそうそうない。しかし、この日がソレだった!何せサンボとホルモンが対バンをするのが久々ということもあるし…実に濃ゆい組み合わせ。カツ丼食べた直後に牛丼をハジゴするみたいな?…一体どうなるのよ!と、軽く自分にツッコミを入れつつライブを。開場中はサンボマスターDr.男・木内がDJプレイを見せつけ、長渕剛の「しゃぼんだま」でキッズ達を躍らせる。ライブは木内氏の「正々堂々と闘います!」という宣誓からスタート。さすが、ロック選抜大会。先発はホルモン。お決まりのあのポースで、登場から異様なまでの盛り上がり(私少々引いてしまう程でした・笑)。『包丁・ハサミ〜』で高知のロッキンポを根こそぎやっちまったかと思えば、『上原〜FUTOSHI〜』が『絶望〜』から『ぶっ生き返ス!!』という凄まじいステージは、見ていて実に痛快で爽快。また、レペゼン高松西高、フロントマンのダイスケはんがイカしたMCとデス声を決め、ナヲちゃんの女声も実にセクスィ〜。お馴染み恋のおまじないをフロア全員で決めた後はキラーチューン『恋のメガラバ』でシメ。あっという間に12曲を歌い上げた。またそれに対してサンボ側も負けじと宣戦布告。体中の汁という汁を撒き散らし、声高に『愛しき日々』『青春狂騒曲』を。Vo.&G.山ちゃんのMCは今まで私が見たどのステージよりも白熱しており、さながら夏の野外フェスのよう。本人曰く「今年は僕らモンバスに出ないわけですよ!だから今日をモンバス以上のものにしたいわけです!」。なるほど、気合入りまくり。まるでジャズやファンクがロックに恋しちゃったような、『Very Special!!』という未発表曲も披露し、会場内はスウィンギンでグルーヴィー。そして「高知の皆さん、一言もの申す!アイラブユーーーー!」とNEWシングル『I LOVE YOU』を。辺り一面ピースサインが溢れていたっけ。ちっとも洒落た台詞なんてないし、我武者羅にギターを掻きむしる姿はとてもカッコイイとは言えないけど、嘘臭いよりは絶対にいい。ピュアでタフな近ちゃんのベースや、木内君のダイナミックなドラムも、また然り。お陰でフロアの熱気によりカメラのレンズが曇りまくり。ライブ写真を撮っていた私には大迷惑(笑)。しっかし汗まみれになった4人+3人は伝説的にブサイクだったなぁ。いや、人間一生懸命になると格好なんて気にならないのね。素晴らしき入魂ライブをありがとう。やっぱり、そのぬくもりに用があります!!私!