
痛快&カラフルなポップロックを作らせたら右に出るものなし!香川県高松市出身のVo.&G.徳田憲治率いる4人組スムルース。
結成10周年を迎える今年は、何と自身のレーベルを発足させ、シングル・アルバムのリリースを控える彼ら。キャンペーンにて久々に地元を訪れた徳田に話を聞いた。
text&photo●aco nagata
●スムルースが自主レーベルを立ち上げる!と聞き付け心が躍った。何せその第一弾リリースとなるSG、7/25発売の『虹色の予感』が実に前向きで良い。カップリングの『心』も含め彼らの意欲的な想いが伝わってくる。
「自主レーベル作って気合入ってますねー!ってよく言われるんですけど、単に何か面白い事をしたかっただけで。自分らで色々できた方がフットワーク軽いじゃないですか?予定よりも早くいい曲できたから、じゃぁリリース一ヶ月早めようか?的な(笑)。凄くファジーです。ただ、作品意欲はもの凄く高まってますね。ポンポン曲が生まれていく感じ!」
なるほどね。とてもナチュラルで気負いがない。だからこんなにピュアで、平和な曲が生まれるんだ。
「今回は四畳半の平和ソングを歌いたくて。自分の事でも精一杯なのに、世界的な平和を歌うなんて僕には無理。世界平和を叫ぶ前に、周りの皆と仲良くなる方法があって、それはきっと身近な所にヒントがあるんですよね。アメリカ悪いわ〜って言う前に、お前万引きしてないか?と。ゴミの分別サボってないか?と(笑)」
そういう隠れメッセージも含めてぜひこの曲を聴いて見て欲しい。新たな発見がきっとあるはず。そんな素晴らしいシングルなのだが、完成前には面白いエピソードが。何と風味堂と新曲のタイトルがカブっていたのだ!
「さすがに風味堂と一緒はアカンやろ?って事で急遽変えました。これも独自レーベルやからできるんですよ。メジャーだったら修正間に合いませんから。で、そのことで渡君に何回も連絡したんですけどね。全然連絡つかなくて…だから彼に許可なくもう言うてやろうって。“風味堂のせいで俺らのタイトル変わってんぞ!”って(笑)」
いいなぁこのユルさと余裕感。徳田君=バンドの顔がこれだけ穏やかで懐広いんだから、きっと今年のスムルースは何かやってくれるに違いない。アルバムも完成間近、【変化】をテーマにした渾身の作品になっているようなので期待してよし。
★NEW SG
『虹色の予感』
7/25 ON SALE!
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