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NEWS PRESS ー 新着情報 ー

四星球シンガー北島康雄コラム【ライブ泥棒で逮捕】vol.42

ARTIST & RELEASE 情報

2017/11/01

●ガガガSPの結成20周年を記念して9月31日、10月1日の2日間、神戸で開催されたガガガSP主催『長田大行進曲』に出演させていただきました。四星球は10月1日、2日目の方。

1日目、トリ前のマキシマムザホルモンがちょうど終わる頃に会場に到着しまして、そのままガガガSPのライブを見させていただきました。ライブを見るためにステージ袖に出演者がたくさん集まった状態のときの花団カズさんのカリスマ性はヤバいです。大好きです。98%の人がカズさんを大好きだと思うのですが、残りの2%にボコボコにされて欲しいな。カズさんの話は置いときまして(置いといたらすごい寂しい顔するけど)、結成20周年のガガガSP、魂の故郷でございます。エポックメイキング、青春パンク、その20年後の正しい形。敢えて敬称略でいきますが、四星球は元々ガガガSPのコピーバンド、僕はコザック前田になりたかった。なりたくて仕方なかった。でも、コザック前田は2人いらないし、そもそもコザック前田にはなれない。そんなことすら考えないほどに僕はコザック前田になりたかった。僕は1日目のガガガSPをステージ袖から見ながら、「なりたかった」って過去形になっている理由を探していました。時代を変えた超名曲『線香花火』で、カズさんが逆サイドのステージ袖からステージを横断して僕のところにやってきて、僕の手を掴んでステージの真ん中まで連れて行きました。ステージの真ん中ではコザック前田がマイクを渡してくれました。その瞬間見つけた過去形にしていた理由。“コザック前田が僕を褒めてくれたから”でした。結局はコザック前田に褒められて、この僕でいいんだと思って今の僕でバンドをやっている、コザック前田ありきの僕のバンド人生。そして賑やかなステージ袖のバンドマンの雰囲気、この雰囲気を作れるのは間違いなくガガガSPしかいないわけで、僕はまたコザック前田になりたくなりました。ガガガSPがカバーしている小谷美紗子さんの曲で『明日からではなく』というこれまた超名曲がありますが、「明日からではなく、明日だけは、コザック前田になりたいボーイでライブしよう」と思いました。
 
終演後のギター山本さんが楽屋で僕だけにくれた言葉が忘れられません。
 
「明日、入り時間めっちゃ早い、最悪や。イヤやわ。」

スゲー。フェスやってる主催者、絶対言ったらあかんやつ。10-FEETは絶対言わないし、そんなこと思いもしないでしょう。

2日目、朝からしっかり山本さんの姿はありました。当たり前や。この日の僕らのライブは、ガガガSPドラム田嶋悟士通称たーじんへの最大の感謝と敬意と愛を込められるだけ込めて、田嶋SPとしてライブさせていただきました。田嶋SPとしてって何?きのうコザック前田になりたいボーイって思ってたくせに、田嶋SPでたーじんさんになっている、これをことわざでは、「昨日の前田も今日の田嶋」と言います。
たーじんさんに一点集中したライブ。針のように一点に集中しているが故の尖り狂ったライブだったと思います。あそこまで尖り狂ったライブ、次いつできるかわかりません。この日はコミックバンドを1日お休み、有休いただきまして、青春パンクバンドをやらしていただいたつもりです。いろんな人に見てもらいたかったライブになりました。ガガガSPに喜んでもらいたくてやったことが、結果いろんな人に見てもらいたかったライブになっているっておもしろい。ほんの少しぐらいは、一瞬ぐらいは、コザック前田になれていたでしょうか。
そしてこの日のガガガSPのライブ、結末から言うと、実際に僕「アンコール!アンコール!もっとやれー!出てこい!『京子ちゃん』やれー!」と荒ぶって叫びちらしてしまう程に、完全にお客さんになっていたライブでした。素晴らしかったです。バンド同士としての、人同士としての、ガガガSPとのいろいろな思い出を思い出しながらライブを見させていただいていたのに、気がつくとガガガSPを知った10代の頃に戻りお客さんになっているという現象。初めて聴いたのは高校3年生の夏、幼馴染の大久保の部屋。大久保は工業高校に通っていて、周りは男ばかりで、そこで今1番熱いのがこのバンドって聴かせてもらったのが『線香花火』でした。その夜、『京子ちゃん』、『ガガガSP登場』、『線香花火』を通販で注文しました。初めてライブを見させてもらったのは大学生になる春休み。徳島ジッターバグにセクマシとまわってきた卒業アルバムのツアー。ベース桑さんの真ん前でずっと泣きながら見ていました。大学に入って四星球を結成して、ガガガSPのコピーで初めてジッターバグでライブして、オリジナル曲を作ったらガガガSPみたいな曲。ガガガSPの友達のバンドさんが徳島に来られるたびに共演させてもらいました。セクマシに呼んでもらった初めての神戸では、ガガガSP休止中のコザック前田が緑色の銀杏BOYZのTシャツを着てライブハウスでビールを飲んでいました。話しかけられなかったです。よく神戸でライブをさせてもらいだした頃「コザック前田は今四星球のことが少し気になっている」という根も葉もない噂を聞くようになりました。どうせ誰かの作り話だろなんて思いながら、「昔聞いた、ダウンタウンがフォークダンスDE成子坂はチェックしてるっていう噂に似てる〜♪」とホクホクだったのを覚えています。その噂が本当だったのかは置いといて、うわっ、これ置こうとしたらカズさんいた!!序盤で置いたんやった、忘れてた、ごめんなさい。じゃあカズさんの横に置くとして、その噂以降、ガガガSPと四星球は急接近、コザック前田から前田さんに変わりました。はじめてしゅべったのは、いきなりかかってきた電話。あの声で「今度対バンせえへん?」て言われ、電話を切った後も正座したまま長い時間動けませんでした。そんなあれこれを思い出していたら、ライブ中ステージの最前線で足を横に綺麗に開いて座り、その開脚のままステージに胸をつけて歌うという荒技に出たコザック前田。20年目のまさかの真実、「コザック前田、体柔らかいー!!!!」横にいたPANの川さんと笑い転げました。コザック前田の名前の由来であるモーグルのコザックのポーズをとっていたんですね。20年やってきた名前をここで体現していると思うと、笑いと涙でグチャグチャになりました。
21年目はガガガSP何をしますか?まずは、長田大行進曲で聴けなかった『京子ちゃん』をよろしくお願いします、前田さん。

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