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怒髪天インタビュー【2】

2017/05/26

怒髪天----interview②
 
【左より 谷尾桜子(ひめキュンフルーツ缶) / 増子直純(怒髪天) / 岡本真依(ひめキュンフルーツ缶)】
 

■そして、『恋ノ猛毒果実』はひめキュンとのコラボ作になりますが、これはもちろん昨年の“ひめキュン蝦夷乃無頼缶”があったからこそですよね
増子「そうだね。俺が舞台やってる間、楽器隊の3人がひめキュンとのツアーを回らせてもらって、メンバーはもちろんスタッフやお客さんたちにも凄く温かく迎えてもらって…喜んでて。これは何かお返しというか、お礼がしたいなって。じゃぁそこはやっぱり曲じゃないかっていう事で作ったんだけど。俺らが渡せるものっていうのは、昭和歌謡の良さとか、昭和のアイドルのイナタさっていうか未完成感みたいなものかなって。ちょっとおニャン子テイストっていうかね。ただ女の子が歌ってるんだけども、おっさんが歌詞書いているのが透けて見える感じはちゃんと残したくてね」

■透け透けでした!!(笑)おニャン子世代ど真ん中なもので、かなり楽しませて頂きました。ひめキュンのお二人は全然でしょ?!
さく「そうですねー。AKB世代なので!(笑)」
増子「お気をつけあそばせとか言わないからね!」

■この歌詞を増子さんが書いているっていう所に面白さがあります
増子「ああね!秋元康の気分で書いてるから(笑)あとね、ひめキュンのお客さんたちを見てて、若い子も沢山居るんだけど、同世代も意外と居たから絶対喜ぶだろうなって」

■女の子目線の歌詞にはどんな風に向き合われたんでしょうか?
増子「これはね、不満とか自分の思う毒をひめキュンのメンバーに書いてくれってお願いして。それを読んで参考に」

■なるほど!!で、これを書いている増子さんは女子的な気持ちで書いたんでしょうか?
増子「そうだね、女子的な気持ちだったね。女子的な気持ちのおっさんで書いたよね(笑)」

■「チョットどうかしちゃう」っていう歌詞を増子さんが書いたのかなって考えたら…こそばゆいですよね
----- 一同(笑)
増子「このおっさんが書いてる感が大事なんだよね!(笑)」

■どうですか?ひめキュンのお二人は?
さく「歌詞も曲調もこういうのは初めてだったし、ひめキュンの歌ってライヴもそうですけど、早くて、盛り上がって、激しい!っていうのが自分たちのウリでもあって、そういう曲が多かったんですけど、こんな感じで曲の中でもたくさん遊べるっていうのは今までなくて…。振り付けにしても今まではガチガチで決めていたんですけど。これはなしで、ボックス踏もうか!っていう感じで。後は手振りとか表情なんかを自由に表現したという感じです。より一人一人の個性も出るし、お客さんも凄く楽しそうで。ライヴにもこの曲が一曲入っただけで空気がガラッと変わるのが凄く良くて、武器として使えるというか…今回もありがとうございます、兄貴!って感じです」
まいまい「もちろん凄く楽しかったんですけど、こういう毒のある歌詞ってなかなかないじゃないですか?こういう自分たちの思っている事がダイレクトに歌詞になる事って…なんか凄く歌ってて面白いんですよね。笑いながら皆に毒を吐くっていうのが超新鮮で!!(笑)これからも笑顔でこれを歌って行こう!って思いました(笑)」
増子「なんちゃって!って言っとけば大体それで大丈夫だよ」

■サビでは兄貴たちが出てきて交互に歌うっていうのが聴き所でもありますよね
増子「完全にドリフ感だよね。いいでしょ?(笑)」
----- 一同「確かに!」

■そもそも毒を吐くような曲を書こうと思ったきっかけってありますか?
増子「これは去年からひめキュンに色々関わっている中で、アイドルって本当に大変だなと思って。どこかで毒を吐いておく方が健全かなって思って。そういう曲が1曲ぐらいあってもね。所謂パンクバンドがそうであるように、溜め込まないで何かしらガス抜きになるんじゃないかなと思って。歌ってて楽しいよね。人の悪口言ってるのって(笑)」
----- 一同(笑)
さく「ひめキュンはわりとアイドルとしては自由な方であるというか、縛りの少ないアイドルだと思うんですけど、こうやって公には毒を吐いた事もないし、自由とは言ってもやり過ぎるとやっぱり批判とか苦情の事を考えるので、なかなか出来ないんですよね。それを今回兄貴がとてもいい塩梅のものに仕上げてくれたなと思いました」
増子「そんなもんは結局作詞が俺の名前になってりゃ問題ないからね(笑)私が書いたんじゃないから関係ないです!って言っておけば大丈夫(笑)」
まいまい「利用している感が半端ないですよね(笑)」

■増子さん的にはこのコラボに対してどんな感想をお持ちですか?
増子「楽しいよね。やっぱり刺激を受ける事も多いし。メンバーが一生懸命やっているのを見ると、色々思い出す部分とかも多いし。自分たちが忘れかけたものとかもあって。後は伸びる可能性を持ってる者に対して一緒に何かやるのって楽しいじゃない?!伸びしろっていう部分で考えたら、俺らなんかもうそうそうないからね。今までやってきた職人技ていうかさ、それをずっと続けて行くっていうだけの事で。これから意外な方向に伸びるなんて事はほとんどないと思うし。それがひめキュンの皆にはあるから。ここからまだまだ歌も上手くなると思うし、ダンスも上手くなるだろうし、どんどん出来る事がいっぱいあるんだろうなって」

■昔の自分たちに重ね合わせる部分もあるんでしょうか?
増子「いやいや、皆の方がもう立派すぎて!昔の俺らなんか酷過ぎて比べられない(笑)」
 
 
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