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モン吉インタビュー【2】

2017/12/21

モン吉 ----interview②
 
■そこに今回はLITTLEKICK THE CAN CREW)さんとのコラボが実現するという

「地元の大先輩なので(笑)2年くらい前に共通の友人からモンちゃんLITTLE君と飲んでるから遊びに来なよ!って。で八王子で飲んだんですよね。元々LITTLE君の事はずっと知ってたし、会えば挨拶もするんですけど、深い話をしたのがその時初めてで…。で、同郷で音楽やってるんだったらいつか一緒に曲やりたいねって。どうせ作るんだったら八王子を題材にした曲がいいよねって。そこから今回のアルバムのタイミングで今だ!って思ったので直接SNSで連絡取って…。そしたら二つ返事でOKを頂いて」

■今時のコンタクト方法ですね(笑)聴かせて頂いて、私はKICK THE CAN CREWドンピシャ世代なので、楽曲自体も懐かしいというか、グッと来ましたね…

「オケも90年代後半って感じで、自分も一番HIP HOPを聴いてた時代だったので、そういうエッセンスを込めたというか。NAOtheLAIZAさんにもそういう発注をかけたので(笑)題材も八王子だし、懐かしい原風景が出て欲しかったので、HIP HOPと日本の風景が見える丁度いいところに落とし込めたなと思います」

■リリックの中にも“西日と影法師”や“オレのまんま東へ”、“くる=CREW”という遊び心もあって聴いていて非常に楽しかったです

LITTLE君も上手くリリックに要素を入れてくれて。いい感じで韻の受け渡しができた掛け合いもありますし、刺激にもなりましたね。元々僕は事前にリリックを書いて行くタイプではないんですけど、さすがに地元の大先輩っていうのもあるし、今回はラップだろうなと思っていたので、モチベーションも高くて。久しぶりに事前にリリックを書いて行きました(笑)サビはまだ出来てなかったのでその場で作ったんですけど、LITTLE君は基本的に歌わないので、そこをどうしようかっていう部分で、サビを4分割に分けて…普段やらないパターンを作ってみたら上手くハマって。そういう意味でも楽しかったです」

  曲の前に入っている電車の音とか、アナウンスも風景が見えていいですね

「あのアナウンス僕がやったんですけどね(笑)寄せに行きすぎて笑えないってう。LITTLE君にも寄せすぎてモン吉って誰も気づかねぇよって(笑)でもまたちょっとHIP HOPの波がキテません?一周するの早すぎますけど!」

■そうですね、またキテると思います

「僕も何となくそんな流れを感じてて、HIP HOPやりたいなって思いましたね」

■誤解を恐れずに言うと、やっぱりファンモンっぽいなっていう曲もあって、それは歌モノっていう意味でいうとやっぱりいい曲で、そのバランス感が今回のアルバムは凄くいいなと思いました

1枚目の時もスタッフの方々には“もっとファンモンから外れてもいいんじゃない?”とも言われたんですけど。やっぱり僕がやれる事ってここなので。いいオケにいいメロを付けるっていうが自分の一番得意とする所なんで、そこからブレちゃまずいなと。結果そうやって作っていくと自然にそうなるっていう(笑)」

■なるほど。総体的に言うと前回の1枚目と今回の作品の違いは“ラブソング”って所になるんですかね?

「そうですね。あとは今でもテクノとかトランスも好きなんですけど、自分のエゴ的な所で推そうとは思わなくなりましたね。もちろん今でも好きなジャンルではあるので、そういうのいっぱい入れた作品にしちゃおうかな?って思った時もあったんですけど…。2枚目に関しては子供が生まれたからかな?そんな風に尖ってる事がカッコイイとも思わなくなったし、逆に子供が泣かずに聴いてくれる音楽の方がいいやって(笑)」

■その流れで行くと『Dear Mama』も今のモンちゃんだからこそって感じがする曲ですよね?

「実はこの曲は元々タイトルが先にあって、レコード会社だったり制作の方々含め、そういう曲を作ろうっていう感じで始まったんです。ただ、このタイトルからいくと完全に自分の母親に対してだろうなって思って書き始めたんですが、いざ書いてみると、ママってもうどう考えても今呼んでるの自分の奥さんだなって思って。誰にも言わずに自分の奥さんに対するラブソングでいいやって書いちゃったんですよ。そしたら皆それはそれで面白いねってなって」

■これを聴いた時の奥様はどんなリアクションだったんですか?

「最初はリアリティがない!って言われました(笑)綺麗事ばっか言ってんな!って(笑)」

■でも全国のママ達は泣きますよね、この曲で

「いやぁそうだといいですね。そうなって欲しくて作りましたから!あとは旦那さんがカラオケでこの曲を歌って、喧嘩してた夫婦も仲直りしてくれたらいいなとは思ってます(笑)普段言い辛い男の気持ちを曲で伝えられたらいいなって」

■前川真悟さん(かりゆし58)とのコラボ『愛の花』もまたいい作品でしたね!琉球レゲエが非常に心地良かったです

「まさにその通り、琉球レゲエを作ろうって真悟君と話して制作した感じです。元々はYANAGIMANさんが繫いで下さって。真悟君とはフェスとかでもよく会ってて、知ってはいたんですけどこのタイミングでコラボが実現しました」

■前川さんとの相性も良かったのではないですか?声の相性っていうか凄く息が合ってましたね

「そうですね、自分でもいいなって思ってました(笑)ユニゾンが凄く綺麗にハマったなぁと思いますね。打ち合わせの段階で二人共レゲエがやりたいねってなってて、僕は暖かい所の音楽が合ってる気がするので、琉球っていう部分は意識しつつ平和っていうテーマを設けて作って行きました。実はこの曲レコーディングだけ沖縄へ行ったんです。そこから色んな出会いが繋がって、比嘉さんっていう沖縄民謡の方とか三線弾きの方がレコーディングに参加してもらえるっていう」

■素敵なご縁ですね。繋がって行くっていう部分でいうとアルバムのオープニングを飾る『RINNE』も名曲ですね

「実は地元のスピリチュアルな力を持ってる友達からのお告げがありまして…(笑)今宇宙で起きてる事があって、元々縁があった魂が結びつくスピードが物凄く加速してるからって言われて。そういう宇宙で起っている無意識の事を曲にしてみなよって。それで元々縁のあった魂っていう部分で大きな意味のラブソングなのかなぁって勝手に解釈して、何世代も越えて自分の霊が縁のあるその人を追うっていうラブストーリーを書いてみようと。そしたら珍しくモチベーションが上がっちゃって、自分の家のパソコンでポチポチしながら作ってたらホントにいい曲が出来たので、あのお告げは合ってたのかなぁって」

■私はこの曲が投票結果では1位かなと思ってました!

「僕もこの曲が1位だと思ってましたね。大好きな曲だし、今風のオケに今風のリリックを上手く落とし込めた曲だったので。あと友人(お告げの)が描いたイラストを使ったPVが本当に良く出来ているのでぜひ観て頂きたいです。今のJ-POPではこんな作品作ってる人いないんじゃないかなって思います」

■最後にファンの皆さんへメッセージをお願いします

「ホントに捨て曲なしで書けたと思うので、一回でも耳にしてもらえたら、アルバム1枚通して聴ける作品になっていると思うので、ぜひ聴いてみて下さい!よろしくお願いしますー」
 
 
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