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ストレイテナー インタビュー【2】

2018/11/01

ストレイテナー---interview②
 
 
■なるほど。とても分かりやすいです。20年の中にはもっともっと色んな事があったと思うのですが、昨年はトリビュートも出て…錚々たるメンツがテナーの曲をカバーしましたが、勿論各々のアーティストの良さは存分に発揮しつつも、私が改めて感じたのはテナーの楽曲の良さでした!
「作品的にも素晴らしかったですね、皆さん。ただ、トリビュートをやって気付くのは、やっぱり自分の曲って好きだなっていう(笑)しかも自分の好きな曲を好きな人達が演奏してる、そのバンドの音にしてそのバンドの曲かのように演奏しているから、いい事しかないですよね」

■今年は特に20周年を迎えたバンドが多くて…個人的に仲良くさせてもらっているthe band apartもトリビュートを出していて…実はストレイテナーも参加しているという。『Can't remember』をカバーされていましたが、あの曲はもはやテナーの曲に聴こえました(笑)
「あははは。ね、良かったでしょ?僕は個人的にバンアパのファンでもあったし、同世代のバンドで一番カッコいいなと思っていたから、ある種の憧れみたいなものもあって、僕らのトリビュートには申し訳ないかなとオファーしなかったんですよ。でも、今考えるとバンアパのトリビュートに参加させてもらるのであれば僕らのトリビュートにも参加して欲しかったっていうのが本音で。そんな彼らの曲をやるにあたって、ある部分では太刀打ち出来ないから、僕の中ではメロディが凄いなって思う曲をやらせてもらったんですね。僕の一番自信のある部分、メロディを歌ってストレイテナーのアンサンブルでよりピュアに聴かせるっていう」

■テナーはそれが一番無敵ですね!そんな無敵な曲の集合体=ベストアルバムがリリースされましたが、今回はファン投票によって選曲されたんですよね?しかも一人一票しか投票権がなかったという事で一票の重み…凄いです!
「そうなんですよね…。だから関係者の方の話を聞くと、票を入れようと思ってる曲があるんだけど一回中間発表があったので、そこまで待とうと。で、自分が入れたかった曲が間違いなく入るなと分かった段階でもう一曲の方に投票するみたいな(笑)そんな話も聞きました」

■その気持は凄く分かりますね…私は一位選べなかったですもん(笑)で、ホリエさん的にこの順位は順当でしたか?
「そうですね。5年前に武道館をやった時に(メジャーデビュー10周年を記念して、セットリストはファンから募ったリクエストに応じて作成)、なんとなくファンが思うストレイテナーのカッコいい所ってこういう所なんだなっていうのは見ていたので」

■なるほど。中でも意外な曲っていうのはなかったですか?
「『シンデレラソング』と『ネクサス』ですね。特に『シンデレラソング』は想定外で、人気あるって思ってなくてライブでやってもリアクションはマチマチだったのでびっくりしました(笑)」

■私は『泳ぐ鳥』が入ってて嬉しかったですね
「あぁ、ね。『TITLE』がアルバムとして一番オールドファンにとっては大きいですからね」

■ただ、ランキングには昔の曲だけでなく新しい曲も沢山入ってました
「そうですね。それが凄くバランスよくて、良かったなって。21枚目のシングル『シーグラス』や、8枚目のアルバム『Behind The Scene』からは『彩雲』と『冬の太陽』か…。この辺がちゃんと支持されているのは今のストレイテナーを知ってくれていて求めてくれてるんだって嬉しかったです」

■今回2枚組として“side DAY-”と“-side NIGHT-”に分かれていますが…
「分けるのは一個のアルバムから2曲入ってたらDAYNIGHTに振り分けました。もちろん曲のイメージとか歌詞が昼だな夜だなみたいな事も考えましたけど、とにかく全部の時代が表れていて、それが2枚あるっていうイメージです」

■そして初回限定盤には全曲のライブDVDが付くっていう太っ腹企画が…
「僕はこの話をディレクターから持ちかけられた時にびっくりしましたけどね(笑)全曲を過去のライブ映像から探すっていうだけでもまぁまぁしんどい作業だと思うので」

■しかも何テイクもあるわけじゃないですか?
「そうそう!曲によってはね、バランスやどれが一番相応しいかなとか考えたら大変ですよね。面白いのはKILLER TUNE』と『Farewell Dear Deadman』とか『TRAIN』とかはダイジェストっぽくなっていて、ツアーのDVDから取って来ています。初出しは新曲の『Braver』と『シーグラス』がライブDVDには集録されているのではない会場のものになってます」

■実は私、投票の順位のままでベストを聴き直してみたんです。そしたらそれが凄く良くて。というのは昔の曲はもちろんなんですが、昨今の曲が凄く引き立つんです!!で、改めてまた新しい曲も聴き込みたいなってなってきて、2度楽しめました
「ほほぅ。なるほどね、その聴き方新しいですね!でも確かにマスタリングしてて、思いましたね。『彩雲』とかクオリティ高っ!って(笑)」

■そうなんです、『シーグラス』とかもヤバ、めちゃいい曲やん!ってなりました(笑)このベスト作って、改めて昔の曲について思う事ってありますか?
「アレンジだったり、音は悔いが残るし、歌なんかは結構ぶっきらぼうに歌っていて、特にREMINDER』なんかは今歌ってる感覚が全く違っていて…『Melodic Storm』なんかも一緒でその時代の場面によって、曲の光り方が変わっていくっていうか、それに自分も影響を受けて曲に対する気持ちも変わっていくんで、そういう意味でいうと今の『REMINDER』は凄くいいんです。過去のを聴くとなんでこんなにぶっきらぼうに歌ってんだって(笑)」

■録り直したいとかもあったりするんですか?
「やり直したいです(笑)でもそれでは意味がなくて、この時に出会った人からしたらもちろん技術は上がってますけど、必ずしも今が正解っていうわけでもないと思うので」

■なるほど…それぞれの思い入れもありますしね
「その時の思い入れのある曲というか、俺ってこんな凄い曲作れたんだっていう達成感みたいなものはもちろん他の曲にもあるんですけど、この25曲と自分たちで選んだ合計30曲を眺めると、あぁこの曲が入ってるからいいかと腑に落ちるというか。偏ってなくて凄くバランスよくストレイテナーの知って欲しい良さっていうのが表れてるなぁと、それをファンの皆が選んでくれた所に意味があると思います」

■そしてこのベストを携えて今回は高知と・松山でライブが決定してます
「高松は結構行ってるので(笑)今回は高知・松山ですね。特に高知は5年振りになるんですが。セットリストもベストな感じにしようと思ってます。とはいえ最新アルバム『Future Soundtrack』の曲も、今のストレイテナーの音なので組み込みつつ、いいライブを魅せられたらと思いますね。このベストの選曲だったら今の気持ちをスムーズに乗せられそうなので、洗練された昔の曲もお聴かせできるかと!なので四国の皆さん、週末選んでますのでどちらかへ足を運んで頂けたらと思います!」
 
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