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リーゼントというだけで、氣志團の團長に間違われてサイン攻めにあいました。
（ジャパハリネット・城戸けんじろ）

ーーーそんな四国バンドにとって、モンバスがあって良かったなと思うのはどんな時ですか？
さわ）普段あんまり音楽に触れない人たちでも、モンバスは絶対に知っていますもんね。出させてもらえるようになって「モンバス出るんや！すごいね！」って声をかけてもらえるのが嬉しいです。
けんじろ）僕が初めてモンバスを知ったのは、2年目の徳島で開催された時やったかな。大きなイベントがあって、松山の先輩バンド・ガンジンルーが出たという話を聞いていたんです。そんなイベントがあるんやって思っていたら、次の年に出させてもらえることになって。ステージに立ったら、ちょうど入場が始まって丘を越えて合戦のように人が走ってきたんです。今でこそケガをしないようにと徐々に入場しますけど、当時は規制もなくって。本当にステージが、というか大地が揺れたんですよ（笑）。そんな手探りの状態からイベントが始まって、音楽が好きでたまらん人たちが集まっていたフェスから、フェスが好き！っていう人たちも集まるようになって、この20年でお客さんの楽しみ方が多様化してきましたよね。
鹿島）当時は誰でも出られましたから。
北島）そんなことはないですよ！（笑）
鹿島）けんじろはお客さんから氣志團の團長（綾小路 翔さん）と間違えられてサイン求められてたよね。リーゼントヘアで（笑）。
けんじろ）そうそう。CD販売のところでサインを書いていたら、「妙に多いな」と思っていたんです。そしたら途中から見たことないグッズを持っている人が来るようになって、よく見たら氣志團って書いてあって（笑）。「これには書いたらいかんやろー」って。リーゼントヘアやから全員一緒に見えたんやろか。
北島）雰囲気も全然違いますけどね（笑）。

 

ーーー氣志團の團長も先日インタビューの際におっしゃってましたが、氣志團としても大きなフェスはモンバスが初めてだったらしく。リーゼントという括りで見ていたファンの方も多かったのでしょうか？（笑）
北島）モンバスって、アーティストにとって初めてのフェスだったっていうのが多いですよね。［ALEXANDROS］とかもそうですしね。それって凄いことですよね。

ーーー四国のバンドがフェスのトリを務めるというスタイルを切り拓いたのもジャパハリネットなわけで。
鹿島）プレッシャーがね、すごいもんね。僕らは責任の重いところではやりたくないバンドだし、今だに一番得意なのはオープニングアクトですから。
けんじろ）僕らの前がRIP SLYMEでしたから。楽屋でも会話ができないくらいの重低音が響いて来る大音量のあとで、生バンドでええんじゃろうかって思って。終わったらお客さんが全員おらんかったらどうしようって。
鹿島）あんまり覚えてないんよなぁ。１万人とかを超えると、脳のキャパを超えてしまうんでしょうね。映像で振り返って、ああ、楽しそうやなーって（笑）。

ーーー四星球はプレッシャーって感じます？
北島）ここ10年はいろんなフェスが全国的に増えて、僕たちも呼んでもらえるフェスも多くなってきましたけど、モンバスだけは常に新しいものを、どこでもやったことのないまっさらなものを見せたいと思うんです。出してもらった回数が多い分、比べるポイントも多くなってくるので、今はそこのプレッシャーが大きいかもしれませんね。

ーーー年々壮大になってますもんね（笑）。まさやんさんも、当日バックヤードでずっと小道具作ってたり、リハーサルしていたり。
まさやん）初めてのことばっかりですから、もう必死ですよね（笑）。

 

ーーーそんな先輩方をみて、LONGMANもいつかはトリを、という目標は見えていたりしますか？
ひらい）今皆さんの話を聞きながら初めて考えてみました。とにかく怖いです（笑）。康雄さんも言われてましたけど、今までを越えていくというプレッシャーは半端ないんだろうなと。まだ自分たちはそのプレッシャーに耐えられる気がしませんね。
（一同爆笑）
ひらい）でもいつかは・・・そうならないとなとは思います（笑）。
北島）LONGMANのトリが観たいですね。チャットモンチーもそうでしたけど、3人だけでトリというのはスリーピースのかっこ良さが際立つと思うから。

———それでは今年のモンバスへの意気込みを！
けんじろ）いつか松山でモンバスをやって欲しいなぁ（笑）。僕らも20周年なので、胸を借りる気持ちで、何も残らないくらい出し切りたいです。
鹿島）ジャパハリネットは、二度と出られないかもしれないので（笑）今年頑張ります！
北島）（年を出すごと？）に裏の居心地が良くなってきていて、そこに多少の甘えがあるんじゃないかなと思うんですよね。今年は初心に帰って、20年分の感謝の気持ちを込めたライブをしたいです。
モリス）最多出場ということで、出すぎたらこうなってしまうんや！「そろそろ一回休め」と言われるようなライブがしたいです。
まさやん）モンバスでの初めての景色は絶対に忘れないから、また新しく出てきた四国のバンドと「初めてのモンバスはこうやった」と話し合えるようなフェスであって欲しいですね。
U太）20周年を振り返る記念イベントを盛り上げるパーツのひとつとして使ってもらえたら。今年は出し惜しみません（笑）
ひらい）モンバスで観る四国のバンドは間違いないと言われるライブがしたいです。
さわ）頑張ります！
ほりほり）初めて出させていただいてから5年経ちますし、四国のバンドという地元枠での出演ではなく、そこを超えたライブができるように今年は気合いを入れて臨みたいです。

 

 

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