Sunrise In My Attache Case インタビュー2
2018/07/24
■M2『If You Need Me』はゴスペルを取り入れられていて。コーラスワークがとても綺麗で、一緒にクラップして歌いたい楽曲ですね!コーラスはメンバーの皆さんも参加されてるんですか?
Kazuya「ゴスペルとかそういうのをずっとやりたくて作りました。コーラスは全部自分なんですけど、合唱のところは全員で歌ってます」
■他の曲でもそうですけど、基本ボーカルにハモりが入ってて声に厚みがありますよね!
岡P「デモの段階でめちゃくちゃコーラス入ってるんですよ!」
和希「この曲だったら4人居るよな(笑)聴いてる方は気持ち良いけどね」
Kazuya「ハモりが2人と、上から掛けるのが1人居るんで、全部で4人。重ねちゃうんですよね」
cubs「ライブどうしようって感じですよね。何人か呼ばなあかん(笑)」
■この曲は“もし僕が必要ならすぐに呼んでよ”というメッセージがあって、SIMACの楽曲って決して一人にしないというか。アルバム全体にも言えることなんですけど、仲間感とか、そういうあたたかさを感じました。
Kazuya「そうですね。今回の作り方もまさにそうやなって思います。僕が曲を書けなくてやばいなって時に、メンバーのみんなが作るからって今回のアルバムが出来て。そのへんが全部反映されてるかなと思います」
■ちなみにそのcubsさん、岡Pさん、和希さんが作った中でこだわりの強いフレーズなどありますか?
岡P「ギターソロやな!」
和希「ギターソロだけは僕凄いですから」
cubs「めちゃくちゃ自信満々やん(笑)」
和希「結構気を遣いながらは作ったんです。できるだけシンプルに作って、Kazuyaにつっこんでもらおうと思ってたら全部そのまま通ったので。これで良かったんやって思って」
Kazuya「3人は別の部屋で作ってるんですけど、そこから聴こえてくる音が面白くて(笑)」
和希「cubsがピアノで打楽器の音を選んでたら“アーイ!”みたいな音が出て(笑)根詰めてやってたんで爆笑しました。Kazuya聴いて~って」
Kazuya「何してんねんってなって(笑)めっちゃ面白かったですね」
■あはは!(笑)そういう仲の良さとかバンド内の和やかな空気も曲に出てますね。
Kazuya「結構遊びながら作ってるのはありますね」
和希「こういう感じが大事ですね」
■真剣な中にあるこそ、遊びの部分がより活きて聴いてて気持ちを晴れやかにさせてくれるような気がしますね。M3『Tell Me Why』は海岸線をドライブしながら聴きたくなるような、明るく前を向いていける曲だなと!この曲は4月に先行配信されていて、ムラサキスポーツ「2018サーフィンイメージソング」とAbema TV内 AWA CMソングにもなっているんですよね。
和希「曲を聴いてイメージソングに選んでいただいたみたいで!この曲は小豆島ソングなんですよ。僕とKazuyaで小豆島に行ってドライブした時の景色をKazuyaが曲にしたっていう!」
■そうだったんですか!この曲に流れるのが小豆島の景色なんだと思うと、香川県民としてとても嬉しいです。普段から皆さんで旅行に行ったりされるんですか?
和希「最近は全く行けてないですね~。飲みにはめっちゃ行くんですけど、それでも中々行ける機会も少なくなってきて。飲みに行ったら最終的に絶対音楽の話になりますね。酔っ払うと全員が自分の考えを話したり」
Kazuya「みんな熱いから、語り出したら止まらないですね(笑)」
■M4『Star Light』は星空を見ながら聴きたいですね。太陽のイメージがあるSIMACの夜の歌というのがまた新鮮でした。この曲は日本語をサビで歌われていますね。
Kazuya「この曲は元々“星が降る夜には”からの歌詞が先に出てきて、そこから広げていったんです。歌詞が急に出てきたのでこのパターンは自分でも珍しくて。多分メンバーのみんなも最初聴いた時はびっくりしたんじゃないかなって」
和希「あ、サビ日本語なんやって驚きましたね。新しい事やろうとしてるんやなって思いました」
岡P「良い意味のびっくりでしたね」
Kazuya「僕は音楽スタジオで働いてるんですけど、そこに来る若い子たちとかに届いたら良いなって思って書いたところもあります。この曲も自分たちに当てはまるところがありますね」
■そしてM5『Talk About Love』は今作の中でもまた異彩を放つトロピカルなダンスチューンですね!
Kazuya「これは最初、遊びで作ってた曲なんですよ。僕の趣味みたいな感じで」
cubs「ジャスティン・ビーバーみたいやん、格好良いなって言ってたもんな。でもアルバムに入れるとは思ってなくて。そしたらプロデューサーが、これめっちゃ良い曲だから絶対入れようって言って。色が違うのもあって良いかなと思って入れましたね」
■元々はアルバム候補じゃなかったんですね。でも本当にこの曲がアルバムのスパイスになってますね!その分苦労した部分とかありますか?
Kazuya「これは一番メロディを悩みましたね。最初はAメロとサビしか無かったのに、曲の後ろを3人に作ってもらったので、このあとCメロが来てサビが入るねんって言われて。ちょっと待って、またメロディ考えなあかんやんって(笑)」
cubs「コード進行が変わらない曲だからこそ、メロディで持っていきたかったんです。あとこの曲を3人で作る時に参考になる曲をみんなでいっぱい聴いて。こんな感じかなぁってやってたら岡Pと和希が寝だしたので(笑)、そこから一人で必死に悩んで作って、朝イチで和希にここはこういうギター入れてくださいって言って」
和希「寝起きで弾いたギターがそのまま入ってます(笑)これ良いやん!って言ってくれて。この曲は遊び心が一番あったんじゃないかなと思います」
■歌詞もちょっと大人な雰囲気の中で人生観について歌われていて。
cubs「ピンクの照明があるような、ちょっとセクシーな情景で恋愛っぽい要素もあるけど、実は恋愛ソングじゃないっていう。“遊ぼうよ”って曲かと思いきや、言いたいことはSIMACとして一貫してるところはありますね」