1. DUKEオフィシャル

よくあるご質問

ジャパハリネット×四星球×LONGMAN 四国バンド対談②

2019/05/17

interview②
ジャパハリネット× 四星球 × LONGMAN
四国バンド対談
 
 
SNSやインターネットが発達していなかった時代に、
全国で活躍していたという事が凄い。
(LONGMAN・ひらい)

ーーー四国在住でメジャーシーンで活躍するということについて、お聞きしたいのですが。それぞれ独自の道を切り拓いているという3バンドではありますが、どんな時に大変さを感じますか?
鹿島)とにかく移動ですよね。全国各地に行くとなると。
北島)僕らは徳島ですから、愛媛に比べたら本州には近いからマシやと思いますよ。四国に入ってからまだ走るんや〜って、大変やなと思います。
U太)200キロくらいは近いですからね。
鹿島)LONGMANとかは?
ひらい)ほりほりは免許持っていないので、僕とさわちゃんの二人で交代で運転します。でもあんまり得意じゃなくて…。

ーーーそれでも四国にとどまる理由は?
北島)ツアーバンドさんのオープニングをやらせてもらえるチャンスがあるということですかね。THEイナズマ戦隊や真心ブラザーズはまさにそうですし、そこでの縁が今も繋がっています。他でやっていたら会えない人たちに、四国では会えるし、ラジオ局の方とか媒体の方とも密接な関係が築けるから応援してもらえるというのもありますし。あと、「ジャパハリネット(松山)」とかフライヤーに出身地が書いてあるのが嬉しかったりもしますよね(笑)。
U太)東京を倒さないと1番になれないのや、東京に負けたくないし東京に馴染みたくもないみたいな気持ちもずっとあって。その意地がエネルギーになって続けてこれたみたいなところはありますよね。
ひらい)今でこそSNSがあったり、東京にいかなくても発信できる方法はたくさんありますけど、それが発達していなかった時代に全国で活躍していた皆さんは、ライブとCDのみでやってたのがすごいなと思います。
けんじろ)年間100本くらいツアーしている先輩が必ずおって、こうやって回ればいいとか独自のツアールートを教えてくれて、ライブハウスのネットワークを繋いでくれたりして、それを頼りに回ってたよね。ナビがなかったから地図を頼りに。
鹿島)高速がちょうど僕らがツアーにまわるようになった時に通ったんじゃなかったかな。
北島)そうですそうです。でも高速はお金がなくて乗れなかったから下道で東京まで行ったりしてました。地図を買うお金ももったいなかったから、地図をコンビニで覚えてから記憶を頼りに現地を目指して。その分、行った先でのライブの1本を大事にできた気もします。
まさやん)最初20時間くらいかかっていた行程が、少しずつ近道を覚えて最終的には14時間くらいで行けるようになって。
鹿島)高速土日1000円とかもあったけど、あれは有難かったよね。
北島)めっちゃ長距離走ったのに、「1000円」って料金が出て、それがなんかボケみたいでなんか笑ってしまうんですよね。
 

ーーー日帰りでどこまで行けますか?
鹿島)それこそ2ヶ月で50本とか、年間150本とかいう時代もありましたからね。東京日帰りとかもザラにありましたし、一番遠いところで仙台日帰り、とか?(笑)
U太)うちは今でもコンスタントに年間100本とかやってますから、いかに効率よくみたいな行程には気を使いますね。単発だったら、日帰りで行けるのは静岡までですかね。前に青森の八戸単発で翌日友達の結婚式があったので急いで帰る、というのはありましたが(笑)。
鹿島)LONGMANは?
ひらい)多い年で50本くらいですね。
ほりほり)年間100本とかになったらどうなるんだろうって話はしますけど、まだ自分たちには考えられないです。生活スタイルとかどうなるんだろうとか・・・。
けんじろ)もう家にはほとんどおらんよね(笑)。
鹿島)移動中に危なかったこととかは?
U太)普通にいっぱいありますよ。徳島までガムテープぐるぐる巻きの車で帰ってきたことも(笑)
ひらい)僕らもイノシシに車がぶつかって車が大破したことがあります。それ以来夜の移動は極力やめようということになりました(笑)。
ほりほり)ぶつかってからしばらく走って、最寄りのインターチェンジで降りたのですが、びっくりするくらいボロボロで。その時は今どきの日本の車って凄いなと思いました。
さわ)鹿の大群に出くわした時はちょっとテンションがあがりましたけど(笑)。
北島)高速で動物注意の看板はよくあるけど、実際にぶつかったの初めて聞いたわ。

ーーー事故にだけは本当に気をつけてくださいね・・・。ところで最近の四国の音楽シーンってどう思いますか?
鹿島)四国のバンドって減っとるんかな。
まさやん)徳島ではそれこそ先日地元ライブハウス主催のライブサーキットがありましたけど地元では50組、県外までライブに行ってる人はどれくらいいるかはわからないですけど、ちゃんといるんだなというイメージはありますね。
U太)届け方が変わってきているから、バンドシーンと音楽シーンは別物なんだろうなと。ライブハウス育ちとしては、地元バンドをライブハウスに呼んでイベントをして、みたいな形で盛り上がっていけたらとは思いますね。
まさやん)一緒に頑張っていこうよみたいな空気を作ったほうがいいですよね。
ほりほり)大学時代はたくさんいましたけど、大学卒業とともにバンドを辞めてしまったのでいまはあまり同世代のバンドがいないので、互いに切磋琢磨できる仲間バンドがいっぱいいる環境がうらやましかったりもします。そういう意味では、東京は羨ましい環境ではありますね。
まさやん)20代には2回くらい大量にバンドを辞めていくタイミングがあるよね。
北島)仲間がおらんのは、確かに可哀想やな。
 
 
------>次のページへ 
 

よくあるご質問