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日本エレキテル連合 インタビュー2

2017/08/02

■そんなお二人が毎年行われている単独公演ですが、まず今年のタイトル「『地獄コンデンサ』岩下の新生姜と共に」について教えてください!

中野「地獄は、私たちを評していただく時によく『お前ら地獄みたいなコントしてるな』って言われるんですね。(自分達を指さして)この状況も地獄みたいじゃないですか。お爺さんが人形を口説いてるっていう(笑)」

 

■確かに地獄です(笑)ではコンデンサとは?

中野「私たちエレキテルという名前なので、一番近い電気部品は何かなと詳しい人に聞いたら、コンデンサという万能で色んな役割をしてくれる部品があると。それが色んなキャラクターをやっている自分たちと一番近いなと思って、地獄のコントをするコンデンサ・エレキテル連合という意味で付けました!誰の日常にでもあるちょっとした地獄を切り取って、おどろおどろしく、気持ち悪く…なのに笑っちゃう舞台にしたいと思います。お笑いでもあり、エンターテインメント性のあるライヴです」

 

■そして気になるのが“岩下の新生姜”ですけども…!

中野「知る人ぞ知る岩下食品さんの新生姜というおつまみがありまして、私たちもファンでよく食べていたんですけども。岩下食品さんが栃木に作ったカオスな『岩下の新生姜ミュージアム』に取材に行った際に感銘を受けまして!それで社長と仲良くさせていただくようになりまして、今回強力タッグを組みました。食品会社なんですけど、どう扱ってくれても良いという寛大な社長で。今回はこの新生姜をバンバン使っていきたいと思います!曲まで出来ちゃいまして。あら、言っちゃった!」

 

■もしかして単独公演恒例の歌ものシリーズですか!?

中野「はい!公演をやる毎にユニットとして曲を出しているんですけども、2014年は懐メロ、2015年はヴィジュアル系、昨年はラップときて…今年はアイドルという分野で!声だけの声優アイドルを作りまして、そこで新生姜に関する歌詞を入れて曲を作ったのでこれも注目いただければと思います」

 

■声優アイドル、とても楽しみです!毎回歌詞がそのジャンルをきちんと勉強された上での内容になっていてとてもクオリティが高いのに笑えちゃうのが本当に凄いです

中野「ありがとうございます。曲はプロの方にお願いしまして、歌詞は私が書いているんですけども。昨年は日本神話をテーマにしたラップで、日本書紀を読んで間違えないように書いたんですけど…大変でしたけど良いものが出来ました。今年はブリブリのアイドルソングが出来ましたね」

 

■新キャラは登場予定ですか?

中野「この声優アイドルと、他も新キャラばっかりです!朱美ちゃんと細貝も今回出ます。あとは地獄なので鬼も出てくるんじゃないかと思います…よ?メス鬼が出てくるよ?」

橋本「あとは恒例の映像もあります!」

 

■今回も色んなキャラクターを用意されているんですね!そしてエレキテル連合さんのネタと言えば、ふんだんに盛り込まれていたりさりげなく入っていたりする下ネタの印象も強いですが(笑)

中野「お子さんも来るので本当はやりたくないんですけど、どうしてもそっちにいっちゃうんですね(笑)元々下ネタが得意な方でもないんです。だからキャラになった時は普段の反動で言っちゃいけない事を言えるっていう!それが割と下ネタが多いんですね。一応比喩表現にはしてるんですけど…」

橋本「直接的じゃないようにね」

中野「…そうでもないか(笑)」

 

■お二人はコントの中で男性にもなったり、国籍も違ったり、ましてや生きている人間じゃないキャラクターにもなるじゃないですか。それぞれやっていて一番好きなキャラクターは居ますか?

中野「私は、なじるとか啖呵を切ったりするキャラの時はスカッとしますね!普段は言えないので、そういう狂気を秘めたキャラになる時が凄い楽しいです」

橋本「私はご奉公に来てる女の子にセクハラをするエロ作家さんのコントがあるんですけど、それをやっている時が楽しいです(笑)普段絶対やっちゃいけないけど、コントの中ならやってやろうと。そしてお客さんも皆引くんですね。キモ~い!!って。それを感じれば感じるほど、どんどんキモさを入れたくなって」

中野「それで本当は5分のネタを9分やったんですよ!キモくて皆も『もう帰れ』って思ってるのに(笑)」

橋本「楽しくなっちゃって。自分の中でも生理的に気持ち悪いと思う事をどんどんやっていこうって。舞台上でも中野さんとお互いどれだけ気持ち悪がらせるかっていうのがあって(笑)とにかく気持ち悪くしたいんです!」

 

■キモいと言われてまた一段とキモさに磨きがかかっていくんですね(笑)そんなエレキテル連合の譲れない部分はどんなところですか?

橋本「ずっと私たちの心にあるのが、“アナタのトラウマになれたら勝ち”という言葉で。私たちのネタを見て家に帰って思い出したりとか、ちょっと時間が経ってからあれは何だったんだろう…って感覚に陥らせたいのがテーマでもあります」

中野「昔観た映画って、感動した作品より、ちょっとよく分からないけど気持ち悪かったなっていう作品の方が大人になって思い出したりすると思うんです。そういうのを今、子供に植え付けてます(笑)」

 

■確かに、お二人のネタを観た後はふと思い出してゾクッとしたり笑えてきたりと、とても後を引くんです。9/18の高松公演がますます楽しみになりました!それでは最後にメッセージをお願いします!

橋本「普段刺激が足りない人も、足りている人も、来て“気持ち悪~い”と思ったりそういう感覚に陥って帰っていただける舞台になってますので!遊びに来てください」

中野「香川の皆さま、四国の皆さま、私は愛媛県出身という事で同じ四国の人間として高松で出来る事をとても嬉しく思っております。皆さまのトラウマになるような、なのに何故か抱腹絶倒の舞台にしたいと思いますので是非観に来てください!」

 

 

◇PROFILE◇ 2008年結成。徹底的にディテールにこだわった狂気のコントで、見るものにトラウマを与え続ける人気女性コンビ。2014年の単独公演「エレキテルプラネット」東京公演を経て、2015年の単独公演「死電区間」より全国を回るツアーを開始。今年で3回目となる全国ツアーは昨年を超える6都市10公演を予定している。YouTubeチャンネル「感電パラレル」では新作動画を続々と公開中。

 


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