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SUNDAYSメンバー全員インタビュー!②

2016/06/28

 SUNDAYS  interview②
 
 
 
■成るべくして成ったというか…この編成での一体感みたいなものは凄く作品に表れてますよね。前作の『僕らを動かしているものは何?』はパンキッシュで男性的、今作の『私を動かしているもの』はポップで女性的、実に完成度の高い作品に仕上がっています。まさに2枚で1枚というような…制作には明確なコンセプトがあったんでしょうか?

ふーちゃん「そうですね。『僕ら〜』を作った時はもう既に次の事を考えていたので。仰って頂いたような、2枚で1枚のような作品を作りたいと思っていました。SUNDAYSで今まで沢山作品を作ってきたんですけど、凄く多面性があって人間臭いバンドだなと…。だから一か所だけ切り取っても自分たちの良さは全て伝わらないと思っていて。それは私と宮田君がこのバンドの核に居るっていう事が凄く大きくて。『僕ら〜』の方は、宮田君がリードトラックを作詞作曲している事もあって、彼のカラーが凄く強く出た作品です。逆に今回の『私を〜』は私がイニシアチブを取らせて頂いたので」

■なるほど。対にする事は決まっていて、『私を〜』の具体的なビジョンは、『僕ら〜』を作った事で生まれたんでしょうか?

ふーちゃん「もう一枚は女の子縛りで行こう! というコンセプト自体は決めていました。『僕ら〜』が出来て、まじまじと眺めた時に、これでSUNDAYSの魅力が全部伝わるかなぁ? と、私は疑問に残ったんです。もし、このアルバムを聴いた人が、今の私を想像出来るかな? と思った時に、絶対そうでは無かったんですよね。だから『私を〜』は女の子っぽくしたいって言いました。『僕ら〜』も『私を〜』も、どっちも自分なんですけど、『私を〜』の方がより等身大の自分に近いと思います」

■前作『僕らを動かしているものは何?』はタイトルの後に“?”が付いていて、まだ何か模索しているような確信は得られていない印象を受けました。それに対して今作の『私を動かしているもの』は断定しているというか…楽曲自体も開けて来たというか。ここにはバンドの成長した証みたいなものを感じるんですが…

ふーちゃん「『僕ら〜』の時から新しいプロデューサーさんとCDを作るという事もあって、皆凄く模索しながら作品を作っていたんですよね…」

宮田「僕が思うに…リアルにそういう模索期だったんだと思いますね。この2枚を通じてバンド自体も“バンドを動かしているもの”がまた改めて確信できたものもあるし。特に前回の『僕ら〜』を作っている時はもがいていたというか…何なんだろう? って。それは結構試行錯誤をしたり、色んな事にチャレンジしたりしていた事もあったんだと思うんですけど」

ふーちゃん「確かにそうだ。私ら『普通の人間』でメジャーデビューさせてもらって、とても環境的には恵まれていたんだと思うんです。好きな事をやらせてもらえたから…。それでいざデビューしたら、なかなか納得のいく結果が出たわけではなかったんですよ。じゃあ、もっともっと世の中の人にSUNDAYSを理解してもらう為にはどういう風にアップデートしていけばいいか? ていう中で“僕らを動かしているものは何なんだろう?”ていう疑問と手探りで向き合っていたんだと思います」

■そこがあったからこそ、今回の『私を動かしているもの』っていう部分が生み出されたわけですね

宮田「そうですね」

ふーちゃん「作品を作って行く中で少しずつ分かってきた事があって、それが次に繋がったというか、切り替わっていったんだと思います」
 
 
 

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