SUNDAYS interview④

■今回の作品は5作ともそれぞれの個性が際立った曲で、可愛らしくもあり、クールでもあり、ちょっと問題児でもある色んな表情のふーちゃんが垣間見れたのですが、これをヴォーカルとしてはどんな風に歌い分けたんでしょうか?
ふーちゃん「私は主観が強いタイプなので、自分が生きて来た中で経験した事がダイレクトに出てしまうタイプなんですよね。今回は作ってきた人がバラバラだったという事もあったり、akiちゃんの曲なんかは自分の中に全くない思想だったりしたので結構演じるのが難しかったかもしれないです。プロデューサーの和奏さんにも健気な女の子を演じてみてとか言われたり(笑) キャラクターを分けたりして試行錯誤する中で、歌で演じるっていうのが少し出来るようになったのかもしれないですね」
■サウンド面では如何ですか? 前作と今作はプロデューサーという立ち位置の方が居て、変化した面も大きかったのではないでしょうか?
宮田「そうですね。僕らは所謂エモだったり、ギターロックっていう所をあまり聴いて来なかったので、アレンジだったり、コード進行だったりをアドバイスしてもらって」
ふーちゃん「コーラスなんかもそうですね。『普通の人間』で私たちがやってきた事ってロックンロールとかパンクで、少し語弊があるんですけど狭い世界というか…基本的には3コードでやるみたいな。でも和奏さんが魅せてくれた世界っていうのは、もっとスケールの大きい音楽だった気がします。新しい世界が見えましたね」
宮田「普段使わないようなコードだったり、レコーディングも全く違った方法でやったりして…自分たちのやれる幅も広がったし、SUNDAYSっていうバンドをより知れたというか…そう言う意味ではいい挑戦でした。音に関してもバンドサウンドを中心にしてとにかく響きっていうところを重視して録りましたね」
■現在はツアー中ですが、手応え的にはどうですか?
ふーちゃん「凄くいい感じですよ! どこに行っても楽しくて、初めて見てくれる人達も楽しそうに見てくれていて、ありがたい事にCDの売れ行きもいいよね!」
aki「初めて見てくれた人も“CD全部下さい!”ってね」
ふーちゃん「新しいCDもなんですけど、前の作品も買ってくれて…」
宮田「ライヴは明らかに良くなってますね。それはこの『僕ら〜』と『私を〜』を作って得たものが大きいんだと思います」
ふーちゃん「あと、今回リーチしたかった女の子にちゃんと届いてるのが嬉しいです、私は」
■今回女の子っていうのは凄くキーワードになってるんですけど、ふーちゃんは凄くボーイッシュなイメージがあって、でも今回の作品ではかーなり女子じゃないですか? 一見別人のような。これってどっちが本当のふーちゃんなんですかね?
ふーちゃん「どっちも本当の私なんですけど、最近になって段々女性の部分が出てきてるかもしれないです。今まではライヴハウスの中で男の人達と闘ってきたから、女っぽくしてたら負ける! みたいな、変に肩肘張ってた事があったんですよね。でも女の子だから勝てる部分、それが武器なのかな? と思って…今回のMVは思いっきり女の子っぽくしたんですよね」
■や、めっちゃ可愛かったですよ。女性から見ても…
ふーちゃん「ありがとうございます!! 大人になってやっとそういう事もできるようになったのかなって。だからこれからはSUNDAYSのカッコいい部分と等身大の部分をどういう風に見せて行くのか? っていうのがテーマだなと思ってて、全部のアルバム聴かなきゃSUNDAYSの事分かりませんっていうのは全然アマチュアだと思うので…。やっぱり2枚でSUNDAYSじゃなくて、次は1枚でSUNDAYSですっていう作品が作りたいですね!」
■未来の展望までふーちゃんがうまくまとめてくれた所で…では最後にメッセーじをお願いします!
ふーちゃん「実はもう既にフルアルバム作れるくらい楽曲が出来てます!」
宮田「ライヴでもやってますからね!」
ふーちゃん「SUNDAYSはどんどん先に行ってます! 楽しみにしていて下さい」
aki「どんどん進化するSUNDAYSをこれからも見続けて欲しいです」
渡辺「これからも美味しいうどんを喰いに来られるよう頑張るので応援宜しくお願いします!」
宮田「そこ!?(笑)」