ウソツキ1stアルバム『スーパリアリズム』メンバー全員インタビュー②
2015/12/09
ウソツキ
interview②
「『スーパーリアリズム』=これはもうセルフタイトルっていうくらいの作品ですね」
■このメンバーになってからリリースされた音源が①2014年6月のデビュー・ミニアルバム『金星人に恋をした。』、②2015年1月の2ndミニアルバム『新木場発、銀河鉄道は行く。』、そして③10月7日に発売した待望の1stフルアルバム『スーパーリアリズム』という3作になりますが、正にこの3部作で最もリアルなウソツキが完成したという印象を持ったのですが…
竹田「あぁ…それは凄く嬉しいです。自分たちも本当にこの作品が完成して手応えを感じているので」
■『スーパーリアリズム』という作品を制作するにあたり、タイトルも含めてなんですが、かなり明確な指針のようなものがあったのかなと…
竹田「まさにそうです。最初に僕が【ウソツキ】というバンド名について話したところにもかかって来るんですが…僕の曲は自分が経験したり感じた事しか書けないっていう自覚があって。ウソツキって名乗って、僕らがそのウソツキを背負っていくモチベーションっていうのは、ウソ=ファンタジーとかフィクションを使ってどれだけ今感じていることを言えるか?っていうのをやろうとしていて…。で、『スーパーリアリズム』っていうのは、度を超えて忠実に描く技法なんですね。写真よりもリアルに近い、例えばここにペットボトルは無いのに、実際にあるよりもペットボトルがあるかの如く描くという度を超えたリアルを追求する事=それはウソなんですけど。そこに無いのにあるように見える、これがまさに僕らウソツキだなと。“恋をする”っていう現象を度を超えてリアルに書く…この人は得体の知れない人だとか、エイリアンだとか、宇宙人だって思う事でより恋をする感じを伝えたいというか。そういった書き方をする事で、人はウソなのに現実よりもよっぽど真実に見えるメッセージが伝わるんだなと…。ウソツキがやりたい事ってそういう事だ!って付けたので。これはもうセルフタイトルっていうくらいの作品ですね」
林山「タイトルは色々考えていて…『金星人に恋をした。』をリリースした頃から“現実よりよっぽどリアルな嘘”つきます。ってキャッチコピーで僕らやってて、でもやってる事は凄くリアルだよなと。じゃあリアリズムだよなって…で、僕何でもスーパー付けちゃうんですよ(笑) ただ、今回のは絶対スーパーリアリズムだなと思って、他にこういうタイトルが無いか検索してみたんですよね。そしたら画法だって知って。しかも内容が本当に僕らがやってる事と同じだってなって。で、皆にプレゼンしたんです。そしたらいいじゃん!て」