□□□ × the band apart interview③
2016/10/07
□□□ × the band apart
「何年か前にモンバスでアコースティックステージをやらせてもらって、そこが始まりだったって言っても過言ではない」川崎
■アー写の爆破も凄く気になりますが…
川崎「これはスタジオの近くに陸上のトラックがあったらとりあえず走ってみるか?ってなんたんだよね」
三浦「そうそう。で、ただ走ってるっていうのも面白くないね?って話の流れで原君が“俺今ハマってるのが後方爆発なんだよね”って言って、全部成り行きなんですが写真を合成したんだよね」
■てっきりアー写の意味はミニアルバムの『前へ』にかかってるのかと思ってました
川崎「この撮影をした時は全くタイトルも出来てませんでしたね(笑)」
■今回は『前へ』というコラボ作品の他に同時発売でアコースティックアルバム『1』the band apart(naked)もリリースされますよね。ここ近年でバンアパにもアコースティックという表現方法が増えてきたかと思うんですが、きっかけは何だったんですか?
川崎「何年か前にモンバスでアコースティックステージをやらせてもらって、そこが始まりだったって言っても過言ではないというか。あの時は経験も無かったので手探りだったんですけど、やってみた結果、意外と面白いんだなっていう事に気付きまして。手応えを感じたとうか…そこからアコースティックのオファーも増えてって。自分達のエレクトリックでやってる曲をそのままアコースティックでやってたんですけど、せっかくやるならアレンジした方がいいねって。僕らも飽きて来る部分があったんで段々やって行くうちに全く別の曲になってきたというか。ここでアレンジをガラっと変えて、もう一度新鮮にするという意味ではいいタイミングなんじゃないかと。あと最近はアコースティック盤を出すバンドって少ないよね?っていう話をしてて。昔のバンドは結構やってたんですが、今やるとまた面白いんじゃないか?って。今回こういった作品をリリースしました」
■収録曲はエレクトリックを忠実に踏襲してアコースティックにしたものと、大幅にリアレンジして全く新しいアプローチにしたもの(曲名の後ろに“2”が付く)との二本立てになるんですよね
川崎「そうですね。“2”は原曲の演奏を残さないっていうテーマでリアレンジしたのでかなりイメージが変わってるんじゃないかと。アコースティックでやると確かにごまかしが効かないというか…エフェクトをかけられなかったりする部分もあって全部曝け出すというか、そういう意味では“naked”て“裸の”っていう意味合いもあったりするので。今後僕らがアコースティックでやっていく名義としては(naked)を付けるっていう…原の案を僕は最近知りました(笑)」
■原曲に忠実な楽曲ももちろん素晴らしいんですが、リアレンジした作品は全く違う楽曲に聴こえるような大胆さが新鮮でした。どんな風に話し合って着地したんですか?
川崎「元ネタは誰かがこういう風にしたいっていうのを持って来て、細かい部分を各パートで練って、セッションしていく中でまとめるっていう感じですかね。今回は共業ですね。一時期分業制でアルバムも作ってたりしたんですが、また最近一緒に曲を作るっていうのが面白くなってきていて、更にこの作品で味わえたっていうのが良かったですけどね」