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Shout it Out インタビュー3

2016/12/27

Shout it Outが本来持っているものが、柳沢さんの存在によりさらにブラッシュアップされていったと!バンドで特に大事にしている部分はどういうところですか?

山内:僕は元々バンドを始める前から、音楽を聴く時にまず歌詞を聴いていたんです。音楽の言葉の力を信じていて。自分がこんなバンドになりたいと聴いていたバンドは大体言葉が重いバンドだったので、自分はずっとそこを意識してやってきたんです。それでやっと今回良い意味で意識しなくなったというか。今作が20歳になって初めての作品なんですけど、バンドをやってきてやっとちゃんと自分の言葉を綴るだけで、無意識に聴いている人の存在を目の前に曲を作れるようになったというか。今までやってきた事がやっと自分のスタイルとして定着したのかなと思います。

 

Shout it Outと青春というテーマは切り離せないものですよね。お二人にとって青春とはどんなものですか?

山内:映画やドラマで描かれるようなキラキラとした青春ももちろん青春であるんですけど、僕は敢えてそれを曲にする必要は無いかなと思ってまして。どちらかというと、そっちに隠れた影の部分というか。例えば高校生だったら、教えてもらってないのに急に将来の事を考えろと言われたりだとか、不安だとか。やりたい事があるのに、周りから制限されて出来ない葛藤だったり、そういうモヤモヤしたものを僕は凄い青春だなと思っていて。この時期だからこそ感じられる事というか、僕がバンドを通じて叫ぶのはそっち側の青春なんです。僕、小学生~高校まで学校の先生とうまくいってなかったんです。そのせいで10代の頃は大体の大人が嫌いだったんですけど、そういう性格が色濃く出たものだと思います。

細川:多分、高校時代から僕らみたいな音楽をどっぷりやってる人の青春って、そんなキラキラしたもんじゃないっていうのは思っていて。高校生の時は音楽をやりたくてもやれないとか、負のモヤモヤした感情のはけ口として音楽があったので。それこそ僕たちバンドマンがキラキラした青春を歌ってもそっちより原動力である悔しい気持ちを歌った方が説得力があるというか。僕がやりたいのはそっちだったので、彰馬と同じような気持ちですね。

 

■確かに、上手くいかない事や言いようのないモヤモヤが青春時代の大部分だったりましますよね。現代は特にそう感じる人が多いのかも…そんな中でM3『君はまた夢を見る』はこのラインナップの中でも特に現代に生きる人の気持ちがリアルに感じられますね

山内:僕らはSNS世代だと思っていて。発言出来る場が沢山あるからこそ、受け手が沢山居るように見えて実は一人も居ないとか。簡単に発言は出来るけど一人ひとりの発言が軽いものになってしまっている気がします。それぞれがそう感じているからこそ大事な事を人に言えなくなっている現象をこの世代の人間として感じていて。そんな中で昔はもっと簡単に出来ていた事や、単純に笑えてた事、人に大事な事を話せていたり…あとはタイトルの通りもっともっと単純に夢を見れてたんじゃないかと。もう一回思い出すきっかけになればいいなと思って書いた曲ですね。

 

■そして『君はまた夢を見る』を聴き終わった先には…これは実際にCDを聴いてのお楽しみという事で(笑)、四国でのライヴも待ち遠しいですね!

細川:今まで一回も来れた事がないので、早く四国でライヴがしたいです!

 

■そしてなんと1stフルアルバム『青年の主張』が3/8にリリースされるという事で!どんなアルバムになりそうですか?

山内:そうなんです!このアルバムはですね、二人とも20歳になったという事で、一先ず集大成となる作品というか。あんまり区切りをつける必要は無いかと思っているんですけど、今まで歩いてきたものを一回振り返る機会にしたくて。せっかくのフルアルバムなので過去曲を再録したものを入れたりしています。集大成とは言いつつも、しっかりと未来を感じさせらる作品です。今後僕たちがどういう方向に進んでいくのか、聴いてくれた方たちが楽しみになるような1枚になればと思いながら制作しております!

細川:会場限定販売の『Prologue』というミニアルバム(現在は完売)から再録したりしてます。これまで少年という言葉をよく使っていたんですけど。今回、少年から一個成長して青年になった彰馬が歌う曲たちに注目していただけたらと思います!

 

■それでは最後に改めて、自己紹介をお願いします!

山内:僕たちはライヴバンドだと思っているので是非ライヴに足を運んでいただきたいです。四国にも来ますし、MONSTER baSH にも出たいです!あと老後は四国に住みたいたいんですよ僕。時間がゆっくり流れてる感じがするじゃないですか。これから四国にいっぱい来ます!

細川:僕らは10代でデビューしまして、彰馬が19歳の最後の週にメジャーデビューして今二人が20歳になって。メジャーバンドとして他のバンドと同じフィールドでやらせてもらう中で、若いから凄いねと言われなくとも、いちバンドとして格好いいと言われるようなバンドになっていきたいです!

 

 

END 

 


 

PROFILE 大阪府堺市の高校の軽音楽部で2012年結成。2015年に「未確認フェスティバル2015」で3,254組の中からグランプリを獲得。その後、タワーレコードの新人発掘レーベル・FIRE STARTERより数量限定リリースしたシングル『17歳』が、発売からわずか1ヵ月で完売するなど、一躍10代バンドを牽引する存在となる。前ドラマーの脱退を機に、同年10月に細川千弘がサポートメンバーとして加入し、12月に正式メンバーとなる。20167月にSUPER BEAVERのギタリスト・柳沢亮太をプロデューサーに迎えたシングル『青春のすべて』で、平均年齢19歳でポニーキャニオンよりメジャーデビューを果たす。93日のライヴをもって、ベースとギターが脱退。山内と細川の2名編成に随時サポートメンバーを迎えるというスタイルで、新体制での活動をスタートさせた。

オフィシャルサイト http://shoutitout.jp/

 


 

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